執事が語る、ケーキと紅茶のマリアージュ

フランスの有名チョコレートブランド

　こちらも数は多数

　知名度も素人から玄人向けなどピンキリ

　なので、色々と漏れはあるかもしれませんがご容赦お願いいたします

　ちなみに、フランスではM.O.F（モフ）――フランス文化の最も優れた継承者に送られる国家最優秀職人という称号があります

　その中にはパティシエやショコラティエも含まれており、フランスでも日本でもMOFの称号は看板――売り文句として使用されています

※服飾やバイオリン職人など幅広い分野がある。受験資格さえクリアしていれば仏人に限らず与えられ、日本人の受賞者もいます

　日本でいう人間国宝みたいなものですが、こちらは指名制ではなく試験制

　受験資格に現職場からの推薦やらフランス人の後見人が必要ではあるものの、最終的には本人が出願した上で難関試験を突破しなければなれません

　また、技術以外にも必要なチェックポイントがあったり、長期的な準備のいる課題や試験もある為、有名職人であっても取得していない方は多いです

※特にショコラティエの分野は新しいので該当者は少ない

・ピエール・エルメ

　もはや、説明はいらないかもしれません

　古典菓子のマカロンをブームにまで押し上げた奇才

　また、パリの老舗ラデュレを立て直したことでも一躍その名をあげました

　マカロンが売りではありますけども、ケーキはもちろんチョコレートも販売

　ただ、マカロンやケーキと比べますとチョコレートはベーシックなデザインが多いです

　もっとも、その中身は多彩でフルーツやスパイスがふんだんに用いられています

・ジャン＝ポール・エヴァン

　こちらも語る必要がないチョコレートの名店（ショコラトリー）

　ケーキに至るまでチョコレート一色

　老舗ゆえ見た目はベーシックで古典的ではあるものの、日本人が大好きなトリュフやアーモンドチョコレート、オランジェットなども販売

　もっとも、その中身は多彩ですので好き嫌いが分かれるモノもあります

　すなわち、素人から玄人まで唸らせるラインナップとお値段です

　ショコラ専門店だけあって、大容量の商品ラインナップもありギフトに最適です

　ちなみにMOFパティシエ（ショコラティエではない）

・アラン・デュカス

　三ツ星レストランのシェフで今でも多くのレストランを展開中

　そんな彼が手掛けるショコラトリーは当然、高級路線です

　パッケージからボンボンショコラの外見に至るまで、王道かつベーシックでありながらも1粒500円を超えます

　他にも、従来の形から逸脱したカップケーキのようなフィナンシェも同様

※このフィナンシェがとてもとても美味しいので興味がある方は是非（3種類ありますが、ショコラが絶品）

　ただ、素材にこだわったコンセプトなのでフレーバーなどの種類はさほど多くはありません

　多くの弟子や後継を輩出しており、その中にはMOF職人も

・メゾン・デュ・ショコラ

　個人の名を冠するお店ではありませんが、日本における知名度を考慮すると外せないでしょう

　こちらも老舗高級ショコラトリー

　その名の通りチョコレート専門店でエクレール（エクレア）が人気

　他にもホットチョコレートやソフトクリームといったテイクアウト商品も豊富です

　板チョコ（タブレット）からトリュフ、アーモンドにオランジェットとあらゆるチョコレートが揃っています

　また大容量の商品ラインナップなど、様々なギフトにも対応

　ちなみに、MOFショコラティエが在籍しております

　一般的な有名店はこの辺りまでですかね？

　上記でしたら、さほどチョコレートに興味がない方でも名前ぐらいは知っているかと

　他にはファンシーなパッケージとデザインで女性人気が高い「ラデュレ」があげられますが、チョコレートとなりますとあまり馴染みがないかと思われます

　コンフィチュールの妖精として名高いクリスティーヌ・フェルベールも、やはりジャムのイメージが強いです

　また、伊勢丹限定なので地域によっては見かけません

　フランスブランドは数が多い上に毎年のように新星が登場するので難しいです

　本場だけあってチョコレートに関する賞も多く――輝かしい経歴を持って、日本に初上陸という宣伝文句も多々あります

　更には高級志向の高価格な為、中々手が出ないのも実情