執事が語る、ケーキと紅茶のマリアージュ

ベルギーのチョコレートブランド

　一番有名なのはゴディバですが、今更説明する必要もないでしょう

　ヴィタメールも日本の百貨店に馴染み過ぎていて同様

・ピエール・マルコリーニ

　コンビニなどでコラボ商品がでるほど知名度は高いです

　有名なのが、真っ赤なハートのクールフランボワーズ（1粒400円くらいする）　

　洗練された可愛さと美しいパッケージで、一見するとシンプルなのが売り

　その為、若いコよりも大人の女性に喜ばれるブランドです

　つまり、多くのそういった女性が認める高級店となっております

・ドゥバイヨル

　ブティックのようなオシャレなパッケージが特徴

　商品展開も多彩でボンボンショコラからトリュフ、オランジェットやレモンジェットといったピール系などなど

　また、ベルギーブランドではあまり使われないフルーツ系のガナッシュやスパイス＆ハーブを用いたフレーバーもあり

※ピール＝柑橘類の皮身をシロップで柔らかく煮たコンフィズリー。それにチョコレートをコーティングさせるとオランジェットやレモンジェットと呼ばれる

　お値段、味、知名度、店舗展開と様々な面で初めての高級チョコレートのお勧めできるブランドです

※その場合、スパイス＆ハーブは避けたほうがいいかも

・ノイハウス

　一口サイズのチョコレート――ボンボンショコラの生みの親

　また、プラリネチョコレートの先駆者とも云われる老舗です

　パッケージも含めてシンプルな構成

　フルーツ系のガナッシュがほとんどないので、幅広い人に好かれるかと思われます

　反面、全体的に重厚なお味なのでチョコレートが大好きな人向け

　三角形のカプリスがブランドを象徴する商品

　他にも、コーヒーやワインの為のチョコレートコレクションを販売

・ピエール・ルドン

　ベルギーブランドの中では異色といいますか、フランス寄りのパッケージ＆構成

　とにかく、外見から華やかで多彩

　フルーツ系を始め、お酒を用いた様々なフレーバーのガナッシュも多数

　その為、若いコに喜ばれるブランドです

　お値段とクオリティのバランスが良いので、初めての高級チョコレートにお勧めできます

・デルレイ

　商品の9割がダイヤモンドを模したチョコレートなので一度見たら忘れないかも

　反面、ぱっと見の印象が似通っているので面白みがない

　それでいて高級路線で高価格（ダイヤモンドなので当然といえば当然ですが）

　もちろん、中身のガナッシュなどは多彩ですけど、若いコにはあまり喜ばれないデザインかもしれません

・レオニダス

　パッケージは地味といいますか、いかにも外国っぽいです

　チョコレートも地味といいますか、いかにもベルギーという感じ

　中身も同様でフルーツ系のガナッシュはほとんどありません

　こちらのブランドを贔屓する方はおそらく、オランジェットが目当てかと

　オレンジピールにチョコレートをコーティングしたモノで、様々ばブランドが販売していますがこれがとても高い

　もっとも、オレンジとチョコレートの組み合わせなので好き嫌いは分かれます

※一部で絶大な人気を誇る

・ブリュイエール

　白い箱にピンクのリボンといったシンプルなパッケージ

　チョコレートはどちらかというとフランス寄りでフルーツ系のガナッシュも多用

　また、人気商品はフランスの高級ブランデーコニャックを用いたトリュフ

　お値段とクオリティ、また多様なフレーバーからして初めての高級チョコレートにお勧めできるブランドです

・カルヴェアーティサン

　パッケージはシンプルですが、ライトグリーンやパープルといったあまり見かけない色彩

　チョコレートはベルギーにしては珍しく、フルーツなどのフレーバーが多い（チェリー、バナナ、ティラミス、パッションフルーツなど）

　もっとも、外見はベルギーらしく地味でいかにもなチョコレート

　その他にもコンフィズリー――果汁を固めたゼリーみたいなモノ――も販売

　オランジェットやレモンジェットも販売しており、惹かれた人は多いかも

・プラリベル

　パッケージはモダンカラーの背景に店名＋ロゴとクラシカル

　一方、商品は1口サイズのカップケーキ型、パフェ型、コーヒーカップ型とファンシーでカラフルなスタイル

　味はその形と色に合わせて様々

　一般的なボンボンショコラとトリュフもありますが、人気なのは上記のようです

　また、明らかにリーズナブルなので若い女性に人気

・レーブ・ド・ビジュー

　厳密に言うと、ベルギーブランドではないかも（店名もフランス語ですし）

　こちらはベルギーチョコのセレクトショップ

　常設店を持たず、バレンタインの時期のみオンラインや百貨店にて販売するスタイル

　トリュフが売り（ダーク、ミルク、ホワイト）

　珍しく、ホワイトチョコレートをそのまま扱っている

※厳密に言うとチョコレートではない為、ショコラトリーではあまり扱われない。基本、ホワイトチョコは着色したい時に用いられる

　他にもオランジェットやレモンジェットなどなど

　高級路線ではあるものの、場所によっては好きなチョコを１つから選べる量り売りもやっていてお求めやすい

　以下は知っているだけで食べたことがないブランド

・マダム・ドリュック（ベルギーではMary（メリー））

　花柄のパッケージとフランスっぽいデザイン

　その他にも可愛らしく、ファンシーなデザインが多い

　1粒500円を超える高級路線で高価格帯

・ガレー

　オレンジ色が目立つパッケージ

　小さいチョコレートバーがメイン商品

　その為、あまり高級感がなくアメリカっぽい

　食べやすく、プレゼントしやすくはあります

・ヴァンテンダー

　パッケージは地味というよりクラシック

　チョコレートは伝統的なモノと多彩でカラフルなモノがあり

　グラデーションやモザイクを用いた色彩はかなり目を引きます

　ベルギーブランドは他にも色々ありますが、私が語れるのはこれだけです

　フランスと比べますと、比較的リーズナブルなお店が多いかな？

　もちろん、ピンキリですけどね

　全体的にフルーツ系のガナッシュやフレーバーは少なめ

　シンプルなチョコレートに加え、プラリネやキャラメル、ナッツにコーヒーなどが主体

　その為、重厚で濃い印象を与えるかもしれません