3~4月の復活祭・イースター

卵とウサギと子羊《イースター》

 鳥は卵を産み、卵はひなに孵り、ひなはいずれ卵を産む

 そんな生命の復活をなぞらえて、復活祭では鳥や卵をモチーフにした飾りやお菓子がふるまわれています


 ちなみに復活祭は英語でイースター、フランス語でパーク

 イースターのほうが知名度は断然にありますね


 この復活祭ですが、キリスト教においては重要なイベントのようです

 とはいえ、移動祝日なので決まった日付はありません

 ただ、イエス・キリストが復活したのが日曜日のため、必ず日曜日にはなるとのこと

 また、東方教会と西方教会で違ったりとします(たまに被るけど)

 事実、今年の2017年は4月16日で珍しく東と西で被っています


 そして近頃は、日本でも祝う風潮がちらほらと見えてきましたね

 イースターエッグを楽しむだけですが、最近の幼稚園や保育園では積極的に取り入れているようです


 対して製菓業界におきましては、この先も流行るかどうかを微妙なところだと思われます

 本場においても、復活祭に作られるお菓子はだけのもの

 その多くは卵(ウフ・ド・パーク)、ウサギ(イースター・バニー)、子羊(アニョー・パスカル)

 それらを作ろうと思ったら、チョコレートだろうと焼き菓子だろうと、専用の型が必要になってくるのですが……

 それをわざわざ用意するほど、売り上げが見込めるかどうかと言われますと難しいですよね


 ちなみにウサギは西方教会、子羊はアルザス地方独特のものらしいです

 ウサギは早熟多産から豊穣、処女性を失わずに妊娠できることから聖母マリアと関連付けられたりと、西方教会ではメジャーなモチーフのようです

 

子羊はいうまでもなく――

罪なき子羊という言葉をはじめに、聖書では様々な役目を担っています

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