あの流行の面白さを僕達はよく分からない
やっと試合らしくなってきた試合!
残りポイントは、美琴18ポイント対津古未55ポイントの絶対絶命な状況!
美琴が勝つよ!
「あらすじとして最低にも程がある。」
「ナイスフォロー、ルビ。」
「前言撤回。」
ーーー彼らなりの応援だよ、きっと。ーーー
「そうなのか…なぁ?って、彼ら?性別あるの?男なの?」
ーーーちなみに津古未が負けるよ!!ーーー
「お前らアイスバケツチャレンジ100回やれ。」
「なにを1人でブツブツ言ってんねん。はよ続きやるで。」
「どこかの武士と同じようなことを……でもよく考えたらあいつ聞こえてたんだよな……そして津古未も……うん……」
「なにを1人でブツブツ言ってんねん。はよ続きやるで。」
「あぁ、鬱陶しい!ひたすら鬱陶しい!じゃあこっちから攻撃するわよ!!」
腰を深く落とし、重心を低くする。衝撃に耐えられるように地面をしっかりと踏みしめる津古未は、その両手をまっすぐ前に伸ばす。鋭い眼光は見た者を凍えつかせ、極端に少なくなった呼吸数からも分か
「ちょちょちょ、ちょっと待って。全く同じボケなの?え、ダメでしょそんなの。津古美のままになってるし。完全にコピペじゃん。なに私の名前覚えてないの?覚えてるでしょ9話目にもなって。じゃあ頑張ろうよちょっとはさぁ。」
「美琴さんの攻撃!!67点!」
「え、50点満点じゃなかったの?」
「あ、言い忘れてましたが、2回戦から100点満点になりました。」
「説明しろよ。それかなり大事なことだよ。って、さっきまで50点下回ってたってことは、審査員あんまりウケてないじゃん。レベルひっくい大会みたいになってるじゃん。」
「審査員によると、長くツッコみツッコまれの関係を築いてきた2人に感動したとのことです!」
「まだ青春要素入ってるじゃん。そしてそれで67点ってそんなに感動してないじゃん。」
「さっきからツッコミ、じゃんばっかりやんけ!ほかに無いんか!!」
「...えー、とにかく、津古未さんは残り0ポイント!美琴さんの勝利です!!」
「「「「ワアァァァァーーーーー!!!」」」」
72.5万人の観客が歓声を挙げる。
「あれ、減ってる。300万いたはずなのに。」
新種の伝染病が流行ったみたいだ。
「唐突に始まるパンデミック。」
病名は、早く家に帰りたい病。
「227.5万人帰りたくなったのか。なんて期待外れの大会だ。」
いや、1回全員帰って、試合終わったら戻って来ようと思ってたけど、めんどくさくなっちゃったのが227.5万。
「規模がゲシュタルト崩壊。」
「まぁ、ツッコミめっちゃおもろかったわ。これは負けてもしゃーないな、って思った。これからも試合、がんばれや。でんがな。」
「でんがなネタ気に入ってるの?ツッコミ担当のツッコミ待ちほど見苦しいものもあんまり無いよ。」
「ええツッコミや。心もえぐってくる。」
「有り難きお言葉。」
「褒めてないわ!!」
なんかめっちゃなかよなってるやん。良かったなぁ。
「「影響されすぎか!!」」
こうして、2回戦は幕を閉じた。美琴が勝ったことにも、珍しくキレイな感じで終われそうなことにもホッとしている。
が、3回戦に地獄が待ち受けていることを、この時は誰も知る由も無かったのである。
「作者も含めてね。」
あ、おま、勢いで書いてることバレるからやめてやれよ。
「散々勢いで書いてるって言ってたけどね。」
そうだけど。キレイに終われなくなっちゃったし。
「ここからキレイに持ってけばいいんだよ!」
どうやって?
「任せた!つづく!!」
人任せ?ってか人だったのあれ。
つづけるべきか、つづけないべきか、そんな事は問題ではない。この世に存在していることが問題なのだ。
「なんか凄いけど何言ってるか分かんないよ。今までもだけど。」
Oh!
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