ルビ振るのって、振りたい言葉の前に|、後に《》をつけて《この中に好きな言葉を入れる》からめんどくさい

場芝ばしば 津古未つこみ。ツッコミのプロフェッショナルだ。2回戦で美琴と当たって、更に泣かされている。カワイソ。

「あ、ルビ振るの面倒臭いから最初の説明で終わらせようとしてる!」

うん。合ってるよ。合ってるけど。うーん。

覚えといてね!みんな!!

「いえーい。」

個人的にはさみしい




「えー、それでは2回戦を始めようと思います!が……津古未さん大丈夫ですか?」

「ぐすっ…だ、大丈夫や。これくらい、えへん、慣れっこ、うぇっへ、や。」

「本当に申し訳ないと思っている」

「さっきから、うぅ、お前それ、ズズズッ、そればっかやんけ。」

「大丈夫そうでーす。」

「では試合はじめ!!」

血も涙も無い奴め。




「よし、泣き止んだで。てかまず泣いてすら無かったけどな!勘違いせんといてな!!」

「謎のツンデレ属性持ち」

「とにかくいくで!わいの攻撃や!!」


腰を深く落とし、重心を低くする。衝撃に耐えられるように地面をしっかりと踏みしめる津古未は、その両手をまっすぐ前に伸ばす。鋭い眼光は見た者を凍えつかせ、極端に少なくなった呼吸数からも分かる、集中した精神は岩をも貫く程だ。己の持てる最大限の力、筋肉という筋肉を奮い立たせ、大きく息を吸い込む。溜めた力の行き着く先はー

「何の描写やねん!すっごい無駄に頑張ってるわ!!要らんわーこの書き込み。こんな書いてもしゃーないやろ!!誰も読まんっちゅうねん!!」


「津古未さんの攻撃!!46ポイント!!美琴さん残り54ポイント!」

「あれ?○点!○点!○点!ってのは?」

「あれもめんどくさいんで無くなりました。」

「ひっどい。んで地の文に裏切られた。」

「ツッコミはボケが居らんと成立せんからなぁ。使わしてもろたで。」

「ってか、地の文聞こえてるの?え、何で?」

「そんなんみんな聞こえてるわ。」

「えええぇーーー!」

えええぇーーー!

「いやお前も知らんかったんかい!知ってると思っとったわ。」

「ちなみに、ホントは拙者も聞こえてたでござるよ。」

どこから来たてめぇ。



一応言っとくけど、残り54ポイントはそこそこヤバいからね。前はサムライ野郎が待っててくれたってのも勝てた要因だからね。

「うん。そうだね。あともしかしてだけど地の文さ、侘助嫌いなの?」

♪~ <(゚ε゚)>

「嫌いなんだ。地の文が登場人物嫌いとかなんなの。地の文が顔文字で意思表示するってなんなの。そもそも自我持ってる時点でなんなの。」

考えすぎちゃいけないよ。この世界なんて理不尽なことばかりだよ。

「お、名言出た。あらすじのところに書こーぜ。」

理不尽。




「続けて攻撃いくで!覚悟しとけや!」

「ちょっ、追撃怖い。残りポイント少ないのに。」

初戦で追撃してた人のセリフとは思えないね。


腰を深く落とし、重心を低くする。衝撃に耐えられるように地面をしっかりと踏みしめる津古未は、その両手をまっすぐ前に伸ばす。鋭い眼光は見た者を凍えつかせ、極端に少なくなった呼吸数からも分かる、集中した精神は岩をも貫く程だ。己の持てる最大限の力、筋肉という筋肉を奮い立たせ、大きく息を吸い込む。溜めた力の行き着く先はー

「さっきと同じやんけ!!なんでやねん!!一言一句一致とか一番やったらあかんわ!!」

「一、すっごい使うね。」



「津古未さんの攻撃!36ポイント!!更に美琴さんの攻撃!45ポイント!!ツッコミにツッコむ、高度なテクニックが高評価です!!」

「くっ、なかなかやるやないか。正直惚れてまいそうになったで。」

「え、なんかごめん。ただ言いたかっただけだった。」

「これで、美琴さん残り18ポイント!津古未さん残り55ポイントです!!」




津古未の二撃目にうまくカウンターを入れた美琴。しかし残りポイントは僅かだ。さぁ、どうなる??

1話で2回も攻撃して、ペース的にはとても嬉しいです。

「いや、遅いから。完全に感覚おかしくなってきてるから。」



つづいていく、どこまでも。

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