拙者でござるよ

「お、お前は……!!」

オモムキバトル第2回戦。対戦相手に、美琴は驚きの声を挙げていた。

「拙者でござるよ。」

「ターイム!ターーーイム!!」



「はっや!タイトル回収はっっっや!!」

まさかのあいつ。えーっと。なんだっけ。

「敢えて言わないから、思い出せない人は前の話に戻って確かめてね!」

無理にPV数上げんようとすんな。

「カクヨムの仕組み的には、PVは少なく評価高い方がいいんだけどね。」

主人公が、投稿されたサイトのランキング事情語るなよ。



「拙者でござる!和島 侘助でござる!!」

結局言っちゃったよ。

「え、1回戦で戦ったよね……?」

「あんな負け方、納得できないでござる!!」

「完敗だとか、力不足だったとか言ってなかったっけ……?武士道精神をほめたんだけど……?」

「拙者、武士道にはこだわってないでござる。詫び寂びでござる。」

「どっちにしろ……もういいよ、分かった。」

あの美琴が折れるとは……侘助おそるべし。


「オモムキバトルは、先に2本先取した方が勝ちなのです!!説明し忘れててごめんなさい!」

美ー美美ビービビ、後で覚悟してろよ。」

みことちゃんこわーい。

「地の文もな。」

...はい。

「それでは第2回戦、スタートd」

初恋のH男子のD机のT中にNこっそりKバレンタインチョコB入れたI!」

10点!10点!10点!10点!10点!

「美しい青春の思い出!!パーフェクトボーナスも含めて、侘助さんに100ポイントのダメージ!美琴さんの勝利!!!」

「悔しいでござる〜〜〜!!」



一つだけ言わせてくれ。

こ れ は ひ ど い

「私もそう思うわ。色々ありすぎて迷うけど、まず何で場所移動したの。」

...東京ドーム23個分の設定を使いたかったんじゃないかなぁ。

「絶対それね。あと試合形式も何とかならないの。熟年夫婦の口喧嘩の方がまだ面白いわよ。」

この前はツッコまなかったけど、美琴の技名も何とかならないのか。侘助の枯山水DMWをディスってたけど、お前はローマ字の頭文字とっただけだからな。おじいちゃんが元総理の人みたいになってるからな。せめてバレンタインはVにしてほしかった。

「そこは、最近結婚した人、にしといて時事ネタをぶっこむのよ!」

はいはいご指摘ありがとうございました。



「美琴さんが2本取ったので、1回戦は美琴さんの勝利です!!2本先取制はめんどくさいので2回戦以降はしません!!」

「完全に作者の都合ね。」

「更に、さっきまでの試合があまりに酷かったので、ルール改訂のお知らせです!」

「侘助の立場もあまりに酷くなるわね。」

「両者のどちらかの得意分野をランダムで選びお題とし、それに沿って評価をつけていきます!!」

「すっごい運任せ。」

「尚、多良地 由良さんの代理で来た美空 美琴さんは、選手登録の際に得意分野を記載していなかったので、すべて相手のお題でバトってください!!」

「代理設定がそんなところで。ってかそれめちゃくちゃ不利やないかーーい。こんなことしてる場合じゃない。どうしよ。あ、違った。えーーーっと、」


私、どうなっちゃうのぉーーーー!?





「決まった。」

決まってないです。決まったことにしたなら口出ししませんが、本気で決まったと思ってるなら言います。決まってないです。





続くつづく


ルビが最近あんまり出番ないからつづくにとり憑いてる。出すから。ね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る