「戦に出ろ」

「そう言われても困るんだけど」

「俺も行くから」


なんてことがあって数時間、渡されたのは剣と鉄砲みたいなもの。

どうやらこれで戦うらしい。

説明によると、私は神に選ばれし女勇者だそうで。

そう思うとわくわくしてきた。ゲームみたいで楽しそうだし。


早速出発だ。

しばらく歩いていると、1人の女性が走ってきた。

そして話しかけてきた。めんどい。

「北の国から来られたようですね?」

「あー多分そう」

適当に答えた。それがダメだったのか

「それならば殺してくれるわっ!!」

と襲い掛かってきた。ちょっと意味分かんない


「明日香!避けろ!そいつは南の国の敵だ!」

「先に言えよ!!」

楽しそうだった思ってた自分、許すまじ。


私は鉄砲を取り出して相手に向かって撃つ。

「当たらねー…くっそ……」

だがしかし不慣れなせいでなかなか当たらずに苦戦する。

現実なんてこんなもんよね。

と自分の中で言い訳を言いつつやり続ける。


今の私、ちょっとワイルドかも。とか

夢中になっているうちに周りの音が気にならなくなった。


と同時に敵も見えなくなった。

どうしたことか。敵が消えた……?!

死んでるなら良かったけれどなんだか嫌な予感がする。


「ーー?!」

「明日香ーッ!」

嫌な予感は的中。敵にやられたようだ。切られた所から血が出てきた。

なんでだろうあまり痛みは感じずに、怒りと悔しさが込み上げてくる。


自分でもなにが起こっているのかわからないほどに

とりあえず、出来る限り撃ちまくった…………



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女子中学生だけど異世界で勇者やってます ちなみ @colorful123

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