第5章 奴隷

第29話 お家

海は、シャルロッタと一悶着あったが、シャルちゃんの部屋の前に、大好物のアメちゃんを置いてきたので、大丈夫だろうと思い、王からもらった土地を見に行くのであった。その土地はカレビ帝国の西側にあるそうだ。


海は、飛行を使って、早々に土地についた。


「ほう、此処が俺の土地か…」


土地は、ほとんど田んぼであったが、奥の方に大きなお屋敷と、それに並ぶようにして、民家が何件か建っている。


海は、早速一番大きな屋敷に近づき中に入ってみた。入ってみると、屋敷はかなり広く高級感溢れる作りだった。どうやら、屋敷には風呂もあるらしい、海は、早速沸かして入ることにした。


「ぷはぁ~いいお湯だ」


風呂の広さは、銭湯並みに大きい、海はそれを満喫した。


風呂から上がった、海は裸のままリビングのソファーに寝転がった。


「極楽~極楽~」


海は、完全に油断していた。そして、そこ突然天井から、ナイフが降ってきたのだ。


「ぎゃあああああああああああああああ」


ナイフは、見事に海の腹に刺さり、海は、悲鳴を上げた。そこに、シノビ装束を着た、謎のロリっ子が天井裏から、突如現れた。


「貴様なに奴!、私が管理する屋敷内を勝手に使い、挙句の果てに風呂まで入って…許せん!」

「ちょっと待て、話を聞け!俺は、敵じゃない!」


海は、ナイフが刺さったまま、立ち上がり裸で抗議した。


「そんな、ナイフより凶暴なものを、下半身にぶら下げて何を言う、死ね!」


ロリっ子の声は、どこか恥ずかしそうであったが、海は迫りくるナイフを躱して。腹に刺さったナイフを抜き、いつものように超回復水で、傷を癒した。


「面妖な…」


驚いた、ロリっ子は、攻撃を一旦中断して、後ろに下がっていった。その隙を見て、海は説明させてもらうことにした。


「僕は、今日から爵位を預かり、この土地の管理者になった、鈴木海だ」

「ウソをつけ!貴様のような明らかな変態が、爵位を貰えるわけないだろ!」

「ひどいな…本当だ!信じてくれよ!」

「なら、まず服を着ろ!」

「あっ、はい」


海は、自分が裸だったのに気づき、大人しく服を着るのであった。服を着た海は、先ほどの話の続きをした。


「話を戻すが、僕の一物はどうだった?」

「切ってやろうか?」

「いや、遠慮しておきます...」


海は、本当に話を戻すことにした。


「そうだったのか、無礼をしてすまなかった…」


一通り話し終えた海は、グスリに納得してもらい、改めて自己紹介をする


「もやし騎士の鈴木海だ、よろしく頼む」

「あぁ、こちらこそよろしく頼む、ハウスキーパーをやっている、グスリだ」


グスリと、名乗ったロリっ子は、被っていた顔の布を取り、顔を見せながら海に挨拶した。グスリの髪型は、ピンク色のショートボブで、顔は可愛らしい、ロリ顔だ。


「よし、よし、可愛いですねぇ~」

「放せ~!!これでも、18歳だ大人なんだぞ!」

「なん、だと…」


海は、思わずなでなでしてしまったが、自分より年上だということに驚いた、そんな風には、全く見えないのだ。体は、完全にロリ体系、そしてロリフェイス、どう見てもロリだ…


「どうしたのだ、私の顔に何かついているのか?」

「いや、気にするな、それにしても通りで家がきれいだと思ったが、お前が掃除してくれているのか?」

「そうだ、ハウスキーパーだからな!」


グスリは、舌足らずな声でそう言った、海は、思わずなでなでしたくなったが、自重した。

そこに、玄関から扉が開く音が聞こえた。


「誰か来たな」


家に入ってきたのは、シャルロッタだった。シャルロッタは、息を荒げて何か言いたそうにしていた。


「どうしたシャルちゃん…」

「海、アメちゃんありがとう、でもそんなんじゃ、誤魔化されないわよ!」

「そうか、残念だ...」

「当り前よ!でもね、みんなで話し合ったて決めたことがあるの、聞いてくれる?」

「あぁ、もちろん」

「どうしたんだ?」


そこに、ソファーの後ろに隠れていた、グスリが顔を出した。


「また、増えてるうぅぅぅぅ!」

「いいから、話を続けてくれ」

「ちっ!、仕方ないわね...ドロップと楓ちゃんと話したの、海は、皆の物にするって」


舌うちを聞かなかったことにする海は、質問する。


「ちょっと、言っていいる意味が分からん」

「だから、海がドロップと楓ちゃんとイチャイチャしても構わないってことよ!」

「当たり前だ!」

「なんで、そんな偉そうなのよ!」

「そうか?」

「そうよ!」

「気をつけよう」


海は、全く気をつける気はなかったが、話が進まないので、適当に答えた。そしてシャルロッタが話を続ける。


「ただし、条件があるわ、これ以上女の子を増やさないで!」

「分かった」


海は、全く分かっていなかったが、グスリをなでなでしながら答える。


「海、今、分かったって言ったよね?」

「言ったぞ?」

「じゃあ、その手は何?」

「グスリたんをなでなで~」

「殺すわよ?」

「ごめんなさい…」


シャルロッタの、今まで聞いたことのないような冷たい声に、海はさすがに怯えたのであった。海は、話をそらすために、シャルロッタに提案する。


「そうだ、シャルちゃん、この家に一緒に住まないか?」

「えっ?いいの?」

「当たり前だ、そのために家を手に入れたんだ」


ほかの女も連れ込むとは、言わない海。


「うれしい!ありがとう海!」

「おう!任せとけ!」


シャルロッタは、嬉しそうに家を見て回った。海は、早速楓と、ドロップも呼ぶことにした。

そして、家についた、ドロップと楓は、それぞれ家の感想を言う。


「ここが、お兄ちゃんと住む愛の巣ね!」

「違う、俺の家だ」

「ひどいお兄ちゃん!」

「冗談だ」


楓は、頬を膨らませて怒っていたが、どこか嬉しそうであった。そしてドロップも、申し訳なさそうに、話しかけてきた。


「いいのでしょうか、私もこの家に住んでも…」

「勿論、代金は体で払ってもらうがな!」

「えっ!?」

「冗談だ」

「別に、冗談じゃなくてもいいのに…」


ドロップは小声で、海に絶対に聞こえない声で言ったつもりであったが、海は、ドロップを担ぎ上げ、急いで寝室に向かった。


「ちょっと、待ってください、心の準備が!」

「よし、始めよう!」

「何をですか、待ってくださいって!」

「何を始めるかって?ナニをだよ!」


海は、ドロップを寝室のベットに転がし、ドロップの上に覆いかぶさる。祖いてドロップは、顔を真っ赤にしながら言う


「お風呂、入ってからじゃ、ダメですか...」

「いい匂いだ、くんかくんか」


海は、ドロップの首筋をクンカクンカする。。


「変態さんですね...いいですよ、海さん来てください…」


ドロップは、両手を海の首の後ろに回すようにしてそのまま…


「待ちなさい!お兄ちゃん!」


しかし、残念なことに、妹の楓が来てしまった。ラノベあるあるだ。それでも、海は諦めるつもりはなかった。海は、部屋に入ってきた楓の手首を持ち、楓も一緒にベットに押し倒したのだ。


「ちょっと、お兄ちゃん正気!?兄妹だよ?」

「さんざん、妻アピールをしたくせに何を今さら…」


海は、他に邪魔者がいないことを確認し、この後、二人を美味しく食べたのであった・・・


「いただきま~す!」


夕食時...


ことを終えた海たちは、シャルロッタの作ったご飯を、屋敷で食べていた。


ドロップと楓は、なぜか顔を赤くさせて、内股で足をもじもじさせていたが、海は気にしない。


そして、海は、素知らぬ顔で、メンラーの感想を言う。


「シャルちゃん、このメンラーおいしいね!」

「本当です、シャルロッタ様、本当においしいです!メンラー博士の私の舌が唸ります!」


招かれざる客につっこみを入れる海


「何故、僕の家におまえがいるサカナ?」

「シャルロッタ様に呼ばれたのだ、鈴木のお供のお礼がしたいと」

「てめぇ、運転以外何も役に立ってなかったじゃねぇか!」

「役に立ってたぞ、え~とコンクリート買ったりとか」


サカナは、ふざけた様子で言った。


「まぁいいか、お前も俺にレイプされに来たんだろ、歓迎する」

「何を世迷言を、キサマのようなダメ人間に股を開く、女人がいるか!」


シャルロッタ、ドロップ、楓の3人は、体をビックッとさせていたが、海は気にしない、そこに、ハウスキーパーのグスリも海に話しかける。


「私まで、夕食をいただいて、よかったのか?」

「いいに決まっている、なんなら、ここに住んでも構わんぞ」

「本当か、私は普段、段ボールでに住んでいるから、屋根のある場所はありがたい」

「どんな暮らしだよ...」


ほかの、女の子たちから、文句が出そうであったが、グスリの謎の境遇を聞いて、言い出せなかった。そこで、シャルロッタが、海に忠告した。


「グスリちゃんもこの家に住んでもいいけど、絶対に襲ったりしたらだめだからね!」

「ああ、グスリちゃんは、なでなで傭員だ、安心してもいいぞ」

「私は、18歳だ、大人だ、なでなでするな!」


言うものの、満更でもないグスリ、そして海は、メンラーを食べ終え、風呂に入るため立ち上がり、脱衣所に向かった。そこに後から、シャルロッタも追いかけてきた。


「海どこ行くの?」

「風呂だ、シャルちゃんも来る?」

「うん!」


海は、冗談で言ったつもりであったが、どうやらついてくるようだ。


海は、シャルロッタと風呂に入った後、そのまま二人で寝室でしぽっり…



































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