第20話 犯罪者の飛躍欲求としての暴力行動とその暴走(銃乱射事件のメカニズム) #とは #定期 #心理学 #哲学 #犯罪心理学

犯罪者の飛躍欲求としての暴力行動とその暴走(銃乱射事件のメカニズム) #とは #定期 #心理学 #哲学 #犯罪心理学


人には競争性と協調性がある。


他者との比較優位を得ることを求める心理がある。


これが暴走すると、様々な屁理屈で、他人が自分よりも下にある存在だと主張し始める(低減効果)。


肌の色や国家民族で他者を差別する人の心理構造は、他人より自分のほうが優位にあると見せつけることで、別の他人に認められたいという、承認欲求の暴走でもある。


犯罪者にとって暴力とは、他者との立場の比較において、自己の劣位性(社会的能力や収入など)を飛び越えて他者に比較優位性を持つための、飛躍欲求であり、暴力的関係性の上下関係論に他者を巻き込むことで通常の社会的能力の上下関係を飛び越えたいという欲求の表れである。


暴力行為とは他者との関係性に対する飛躍欲求なのである。


そしてより巨大な暴力を行う存在として自己アピールすることで、自己の存在意義を高めたいという自己誇大妄想としての犯罪欲求の高度化が起こると、より巨大な犯罪と暴力性をして見せることで他人に自分を認めさせようとするという思考の暴走が起こる。


自己アピールとナルシズムの誇大妄想的暴走が起こる。


(これが銃乱射事件などの起こる理由であり、ヒトラーのように民族丸ごと憎悪し差別するという思考と行動の理由である、他の民族者全員より自分のほうが上だというナルシズムとしての比較として、民族比較論という誤解を生みだしている、民族同士を比較してもそれは個別の人物同士の能力比較ではなく、集団が違うからと言って他人より個体としての自分のほうが上という理由にはならないのだが、この集団と個人の比較の違いを混同しているのである、民族上の能力比較をしても、他の民族の人より自分の能力が上だとは必ずしも言えないにもかかわらず、これを混同し誤解しているのである)


自己への存在意義重要視の欲求とナルシズムが、暴力による飛躍欲求も重なり暴走すると、より大きな暴力衝動となっていく。


サイコパスやサディズムの人間にとって、暴力的行為とは、他者に自分が認めてもらえるはずだという大きな誤解をもった行動なのである。


彼らは暴力に期待し、暴力こそが成功を近づけると誤解している。


だが通常の人にとっては暴力者は危険であるため忌避する。


避けられる暴力者は


「自分は暴力をふるうことで認められるはずなのに、なぜ人々は私から離れていくのは、人々はおかしい」


と誤解して更に他者に自己の承認を強制しようと暴力をふるい泥沼に陥るのだ。


犯罪者や独裁者、サイコパスやサディストはこうしてより暴力を過激化し孤立していくのである。


悪循環を生み出す誤解に気を付けること。

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