【DEI】今、考えているのは、どうやったらESG投資家を破滅させられるだろうかということだ。

 本当にかなり難しいし、犠牲が大きい事柄だけど、やらないといけないと思う。


 多様性や公平性、包括性というものを勘違いして、人々への弾圧を続けている投資家というものが結局のところは諸悪の根源なのだから、彼らを破滅させないことには終わらない。


 欧米は市場競争において、常に中露の共産圏やイスラム圏と追いかけっこをしてリードを取り続けねばならないことは解っているだろうに、このDEI政策の間違いをいつまで続けるつもりなんだろうか。もうすぐ後ろに彼らは迫っているぞ。


 多様性と公平性は真逆の性質をもち、その二つが強引に結びつけられた時、包括性は強制力としての本性を現すんだ。物質間の法則は、物質とはそもそもバラバラになることが自然の有り様で、それを人為的に結びつけておく縄のようなモノが包括性というものなんだ。劇物だぞ。


 頭フワフワで理想面しか考えないようなヤツの言うことを真に受けるからだ。


 多様性、公平性、包括性は、それぞれバラバラに扱うべきもので、三点セットにするのは非常に難しく、扱いを誤れば劇物に変化する。爆死しまくった映画なりゲームなりは皆、取り扱いを間違えて劇物になり、その強烈な臭気にユーザーが嫌悪感を覚えたのだ。


 ゲーム、「コンコード」がついにスタジオ閉鎖となったから例にとって解説してみるけど、あのゲームの一番悪いところはビジュアルだ。はっきり言ってやる、嫌悪感しか涌かないよ、あのキャラの幾つかに関しては。


 ブサイクに慣れろ、デブに慣れろ、と彼らは言うわけだろう? 慣れてしまえばそれが普通になり、現実のブサイクやデブが劣等感に苛まれずに済む、なんていうオメデタイ夢物語を想像して、実際の市場を使って実験をしようとしてる。それも他人のカネでだ。


 そんなことをしたって、現実のセレブはブサイクやデブと結婚するのか? しないだろう? 歳をとって自然とブサイクなりデブなりになったりはするだろうが、若く華々しいセレブたちは、当然のように若く美しい見た目の相手を持て囃す。


 慣れろ慣れろと他人に強制してくる活動家自身も、キャーキャー言う相手はブサイクやデブではないというヤツが大半だろうよ。自分のことは棚上げだ。


 だったら、世間の審美眼がひっくり返ることなどあるわけないだろう、ボケが。

 そしてセレブが美男美女でくっついても活動家は騒ぎやしないんだ。

 

 そういった、一部に特権階級を残した政策が、民衆に支持されると本気で思ってたのか。強制性を持った政策であり、人々に少なからず我慢を強いるくせに、一部には例外を残す、それは新たな差別であり、特権化というものはどんな差別よりも醜悪な差別じゃないか。


 差別にもレベルを付けたらいい。特権というものはAAAクラスだろうよ。

 


 そういった、この運動の正体を大衆がいつまでも気付かないだろうと思っていたんだろう。どういうわけか、人間は優位に立つと油断をする生き物で、そこに奢りが産まれる。そうすると謙虚さや慎重さが失われ、判断を誤るようになる。独りよがりになりやすくなる、というわけだ。こういう事例については犯罪プロファイルなどではお馴染みの理論だろう。企業経営でも似たようなセオリーは見つかるはずだ。


 まったくお馴染みの、よくある伝統的手法における「轍」を踏んでるだけだぞ。


 アスキーアートでお馴染みの、「よい子の諸君! それは新発明ではない、先人が思いついたけどあえてやらなかったことだ!」のペンタゴンのセリフを思い出すよ。



 日本はDEIの先進国だ。ブサイクもデブも多様性の中で自然と必要とされ、自然のままに描かれている。それはマイナス要素はマイナス要素として、偽ること、欺瞞で誤魔化すことをせず、マイナスとプラスを巧く組み合わせてプラスの要素でそのキャラの魅力を引き出す、という手法を採るからだ。


 日本発のエンタメ作品に登場するブサイクやデブは、ただブサイクやデブなだけじゃないぞ。時には主役すら喰ってしまうほどの人気を博したりするんだ。それは、マイナス要素を補って余りある魅力が、ユーザーに認められてのことだ。


 フェミニズムに則った女性キャラというにしても、海外のそれは、まるで判で押したような同型廉価品の、新たなステレオタイプを発生させ、それで縛り付けようとしているだけという状況ではないか。日本の状況とはまるで違う。


 日本は葛飾北斎の頃には多様性も公平性も包括性も取り入れているわい。

 二百年遅れのくせに偉そうに説教垂れるな。

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