　畏れ知らずというか何というか、知らんというのは怖いな、てのがこの件を知った最初の感想。お稲荷さんだよ？　面白がってくれればいいけど、カチンと来てたらどうなると思ってんのか。

　日本人は敬虔さで神々を敬ってるだけじゃないんだよ、怖がってもいるんだ。日本は特別に霊性が高いとちょくちょく世界中のオカルト関係者が言うだろう？

　それって、神さまとかでも何でも「力が他と違う」てコトだよ。

　海外だと悪魔に取り憑かれるとかを怖がるけど、日本だとそれは神さまだって悪魔と同等には畏れられるような感じだよ。ファンタジー世界と同じに神々という別種の存在がこの国には同居してる、みたいな感覚で日本人は暮らしてるのが近いかな。

　海外の人らが感覚的にはどう思ってんのかは外国人じゃないから知らんけど、日本人の多くは神々を割と実在と捉えて接してるんだよ。熊とかが実在してても普通の日本人は常にその脅威に怯えてたりはしないのと同じに、普段は忘れてるけど神々っていう怖い存在が実在してるのを、感覚的には認めてるんだわ。

　口先だけでしか神の存在を認められない海外の人からしたら、その感覚自体が理解出来ないし、想像もつかないことと思うけどね。この感覚的なトコが解る海外の人も割と居るから、これはもう個人の問題なんだと思うし。日本人でも居ることだしね、日本に生まれただけの中身は日本人とかけ離れた異邦人。

　あと、最初に炎上したチリだったかのインフルエンサーのオネェちゃん。

　別に日本のその神社まで来いとは言わないから、簡易な祭壇をね、鳥居の絵を描いた紙でもいいと思うんで、それを部屋に置いて、お稲荷さんが好物の油揚げをお供えして神さまにごめんなさいした方がいいと思うの。もし何か異変を感じたら、だけどね。人間に謝ったってイミないんだからさ。

　間違っても教会とか行くなよ？　悪魔払いと受け取られたら本格的に祟られるぞ。

　教会に行くでも、その時は取りなしをお願いするの。教会の神さまに、日本の神さまに取りなしてください、反省してますとお伝えください、て。追い払ってください、みたいな頼み方したら教会の神さまも匙投げるからね。

　稲荷神は日本人でもちょっと身構える神さまだよ、怒らせたら怖いって、日本人なら誰でも知ってる。先に書いたみたいな、生まれが日本なだけで別に日本人ではないような人だと知らん可能性もあるけどね。そういうヤツに聞いたってムダだから、大丈夫とか言われて安心すんなよ？

　日本に生まれたら日本人、ていうの、そのうち誰もが違うってことに納得するようになるよ。同じように、血筋が日本人なら日本人ってのも違うんだ、海外で生まれた日本人が日本人かと言えば、それは違う。魂が日本人かどうかの話なんで、まったく日本の血が入ってないし日本で生まれたわけでもないのに、魂が日本人だから、日本に暮らす方がしっくり巧く行くという外国生まれの人もいるわけよ。

　最近のさ、Wokeの連中の言い分とか聞いてると、物質世界にしがみついてて精神性とか魂とかを、肉の皮にこじつけておきたくて仕方ないんだな、と呆れるんだよ。

　肌の色とかは識別マークなんだ。アジア人は、同じアジア人同士でもパッと見では区別がつかないから、この識別マークの概念が薄いんだけど、黒人と白人とは強固なモノがあるんだろうな、と思うよ。

　日本には確かに中韓に対する嫌悪感が少なからずあるし、それは中韓でもそれぞれ、日中韓の三国はそれぞれ相手の国に対して悪感情が少なからずあるから、その人種に対しても身構えるところがあるけど、パッと見だけじゃ解んないんだよね。

　だから、日本で普通に接してきて、途中で中国の人だ、韓国の人だ、て解ってびっくりするってことは多々有る。それは概念として知ってる識別マークとその人とが結びつかない部分があるからで、だから日本だとその識別マークはあんまり強固なものにならないんだよ。たぶん中韓でも同じと思うし。

　で、白人と黒人に関しては、そもそもほとんど見掛けないから解らないって感じで、識別マークが示す概念ってのは存在しないの。肌が黒いことでパッと浮かぶイメージってのが、日本人の多くには認識されてないんだよ。

　だけど、それを今、せっせと植えつけてくれてんのが、Woke運動ってコトよ。

　本来は、「個人の問題」で判断するべきなんだよ、神を信じる信じない、無礼か謙虚か、その他の事柄も。だけど、識別マークというのはそれら、本当は個人個人の問題でしかない事柄を、大きな括りで個人を無視して判断しようとするモノなわけよ。

　便利は便利だから現代の世にも生き続けるんだけど、例えば日本人と言えば礼儀正しく我慢強い、みたいなステレオタイプは、同時に個人レベルでも見なくちゃいけないくらいのことは誰だって解ってて、片隅では大きな括りと個人レベルとの両方をちゃんと弁えて使ってるもんじゃない？

　そんで、個人レベルで見た時に、サクッとね、血とか生まれとかの物質的なモノを無視して、中身という精神性のモノで判断するのが正しい、てのは、誰だって本当は解ってることなわけよ。

　Woke運動やってると頭が悪くなるぞ、ていうのはソコで、誰だって解るような精神性の話をナシにして、物質にこだわるために、自ら低能に成り下がるようになる働きがある、て忠告してるんだよ。

　血統は関係ない、てトコを無意識にも否定してるからかもね。これ、白人ほど喜んで信奉するらしいからね。どうりで、と思ったよ。白人である、ということに誇りを持っててその尊さが最近否定されてきてんのが怖いのかもね。

　特にアメリカで激しいってのもそうと思えば納得いくよね。あそこは欧州と違って白人の国ではないからね、アイデンティティが揺らぐんだろ。血統にこだわってしまうのも、ウエスタンとかが侵略の歴史として否定されちゃって、日本よりずーっと深刻な自虐史観に陥ってるせいだろうかねぇ。

　ルーツにこだわればいいんだよ。白人は欧州にある自分のルーツに物質的な肌の識別マークを見いだして、黒人はアフリカにあるルーツに識別マークを見いだして、それは奇しくもインターナショナルな地球家族的なことにも繋がるんだけど、実際はそこへ行かないでしょ？　黒人なんか新たにアメリカ系黒人、みたいなコト言ってルーツをシャットダウンしてる。そこの中途半端はやっぱり血統というモンを固定化して、物質界にしがみつく態度ということだ。

　カネが本来のイミを越えてしまってるから、いわゆるカネの亡者という状態のヤツ等が物質的な価値観にしがみついていて、劣等感がね、物質的な優位以外に誇れるモンがないと物質的価値観を死守しようとするからだろうと思ってる。自分が何にもないつまんないヤツだと自分で自分を貶めてるんじゃない？

　中身に自信がないと、物質的なモンにね、外側ばっかり気にしちゃうから。