日テレ報告書、丁寧に読み込んで疑問点ピックアップ ①
報告してくれてる動画が山ほどあったんで、それ観て、あとはザックリと読んだらオケだろうと思って実行したんだけど、後になって、なんか引っ掛かるなと。
どうも気になるんでもう一度、今度は全文くまなく丁寧に読み込んで、気になった点を都度でピックアップしてみることにした。
ドラマ部がチーム編成になっていて、問題のプロデューサーがチーフなのかサブなのか、たしかチーフだったような気がするんだが、この立場が実は世間の認識と違うらしいというところは要注意かも。(あの人、どの立場だっけなぁ?)
世間の認識と違い、チーフは実は全体を把握したり直接動かす立場になく、むしろ顧問の立ち位置であり、実質、チームがどう流れていったのかを見聞きしていたのはサブの方である、という事実は重要だろう。
また、チームの中の力関係はその都度で違い、プロデューサーが強いこともあれば監督がワンマンなこともあれば、脚本家が神さまなこともある、というのも重要。
今回の件では誰が決定権を握っていたのかが問題ということになる。そしてそれは、日テレドラマ部セクシー田中さん制作チーム内に限定され、この中だけで問題が終始していたことは報告書にて自明にされている。
関わりは日テレチームと、原作者の橋渡しになっていた小学館の編集部に絞られることが確定したと見做せると思った。部外者がない、この二者に限定ということね。
ドラマ制作の特殊な事情として、基本的にドラマ制作は自転車操業で制作されるということらしい。プロットはその通りに進む確約がないし、脚本は進展するにつれ書き換えられるものという認識が一般的だそう。
プロット通りに作品を作るという姿勢ではなく、一話二話と進めていくうちにどんどん変更していくというものが、テレビドラマ制作での一般的な認識らしい。
出演者からも変更打診があるし、監督からも脚本からもプロダクションからも都度で演出の変更打診は出てくるようだ。カメラマンや演出家が変えることも。
……物語の一貫性を保つのはかなり厳しい環境ということになるね、これ。
船頭多くして船山に上るの典型みたい。思いつきのアイデアは状況によっちゃただのランナーズハイってのは創作界隈じゃよく言われる話だよ……(芦原先生のダメ出し文言にもそれが如実に現れてるし…)
企画立案段階の報告ページでちょっと気になる記述を発見。抜き書きする。
『2023 年 2 月末頃、A 氏は小学館に本件ドラマの企画書を送ったうえで、ドラマ化の打診をした。すると、単行本 6 巻が発売されたら、これまで巻浅を理由に断ってきたドラマ化について具体的に考えて始めても良いと本件原作者と合意していて、ちょうどそのタイミングであったという回答が小学館からあったため、――』
うん? 確か原作者の芦原先生は、連載終了までドラマ化するのを嫌がっていたんじゃなかったっけか? 矛盾が出たり原作に影響が出るから、って。
どゆこと?
あと、これも後々のポイントになるところなので抜き書き。
『企画ポイント(①自分を縛る“呪縛”から解放された時のカタルシス、②真反対なふたりの女の友情がスゴい!、③9笑って、1グッとくるドラマ、④あらゆる世代に響く!60 代専業主婦女性の1歩、⑤田中さんと笙野の恋の行方は!?)、主要想定キャスト等が記載されていた。』
チェックポイントは①と⑤、これ、担当編集者は芦原先生に何と伝えた? てか、この企画書を先生が、伝言でなく実物を見たかどうかもポイントになりそうね。
つづく。
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