【私用】なんとなく日々を過ごす中で思いつく事があれば書き留めておく雑感みたいな何か。

「子持ち様」の揶揄は、独身族たちの焦りからでは？

　この「子持ち様」というミームが生まれた背景って、独身貴族たちの焦りというか社会の空気が変わってきたことを受けての先取り反応じゃないの？と思ってるよ。

　揺り戻しがようやくきた、というか。今までは逆に「独身貴族」とか「お一人様」という言葉が揶揄で、ミームだったんだよね。やっかみが含まれてるでしょ、揶揄って。優勢な側から仕掛けてくる揶揄って、だいたいそうじゃん、脅かされることを感じ取っての攻撃って面があるというか。

　それがここ数年で急に、既婚者への風当たりが強まったのは、今まで優勢だったのが逆転する気配を敏感に感じ取ったから攻撃に転じたんでしょ、精神的な余裕がなくなってきたことの現れと思うけどなぁ。

　世間の評価がさ、選択肢のどちらを選び取るかに多大な影響を及ぼすんだし、独身が肩身狭かった既婚者全盛期ってのは、今の中核の人々が子供時代を体験した時期だし、記憶にこびりついてるでしょ、子供心に感じた独身者の肩身の狭さは。

　それに、お一人様を一生懸命擁護する風潮もさ、逆効果というか、危機感の方が煽られてるんじゃない？　孤独死とか特殊清掃事情とかがリアルに語られるようになって、お一人様が薔薇色だという幻想が破れたんじゃないの？とか思ってる。

　そうすっと、後は人生プランの見直し機運が高まるかな、と。

　十代と二十代は独り身で楽しく遊ぶとかの人生設計だと間に合わない、てのが認識に根付いていけば完全に逆転すると思うわ。恋愛を後回しにしたら取り返し付かない、ての認識広まると政府は助かるだろうねぇ。（笑

　仕事とか趣味とか、人生の要素はたくさんあるけど、恋愛は賞味期限早い。

　後回しにしてたら腐るよね。（笑

　平均の結婚年齢が三十代だったら三十前後まで遊べるとか勘違いで、根回しの期間が延びてるだけの話なんだわ。十代から根回し始めても、ツテが格段に少なくなったから、ていうさ。

　二十七、八で婚活始めるってことは、そこから根回し期間スタートって意味なの、もっと周知されていいと思うわ。

　アタリを引くのに千人をお試ししなきゃいけないとするじゃん？　以前はお見合いとか合コンとか紹介とかで千人試すのに五年か六年だったとするじゃん。月に十人ペースでお試ししてても年にしたら百二十人で、十年近く掛かっちゃう計算じゃん。

　人の紹介ってどんなパターンだろうが、その人がフィルターになってお試し代わりで篩い落としてくれてる計算だから、昔の見合い文化は成立したんだわ。

　それだってかなり妥協とか入れての決断で、だから、妥協ナシとか、好条件とかになるほどお試し人数は増えるし、紹介される確率はガクンと下がるんよな。今はさらにお見合いとか紹介とかのルートが減って、月に一人お試し機会あるかどうかじゃね？

　そういう計算違いをして今現在独り身でいる人ってのは、他のことでも計算違いをしている可能性は高いよ？

　別に家族なくてもさ、カネさえあればなんとか老後も保っていくんだけども、いや、家族があってもその家族の経済状況とか勘案したら、逆に家族あることで不安を背負い込んでる人も多そうだけど、この準備金、年々高騰してるよ？

　親が死ぬ時はカネがかかるんだ、そこでアテにしてたカネが消えるとか、今現在の年金も下がるの確定だろうし、介護にでもなったら費用負担の保障は誰かいる？

　ヘルパーさんとか低賃金で雇えなくなるの目に見えてるし、老人ホームとか抽選にしても倍率は上がるばっかだし、確実に入れる高級ホームは値上がり甚だしいし。

　将来、歳取った後のこと、ちゃんと想像してる「独り身さま」って少ないんじゃね？

　でだ、漠然とでも将来に不安材料しかないもんだから、無意識とかストレスとかで「子持ち様」に攻撃が向いてるって側面もあるんじゃないかな、と思ってるけど。

　　むしろ、子持ち様とか老害とか言って、とにかく他人のアラを攻撃してしまうのって、SNSで何か発信しなきゃな強迫観念とか色々要因が絡んでのことだよねぇ。