　某YouTuberさんが紹介してくれてて、ものすごく良さげで興味がゴリゴリに湧いてさ、思わず正座に直って視聴してたんだけど、コメ欄で打ち切りって知った…

　なんでやねん。orz

　あれかなぁ。「中途半端になろう臭がするから」かもだなぁとか思った。

　今さ、割と真っ二つだと思うんよな。中国のホープ「三体」みたいなゴリッゴリの正統派と、ちょっとくらいは破綻してても気にしないWeb発信作品でさ。

　読者層が割れてるような気はしてたんだよね。

　Web発信派の読者とか視聴者はさ、これ逆にカチッと隙無く出来てる作品だと寄りつかない感じしない？　あ、お呼びじゃないのね、みたいな腰の引けた感じ受ける。

　あるいは気分的な関係？　ユル～い気分で読むものと、正座で読むものをカッチリ分けていて、なんか中間が許容されなくなってきてるみたいな空気感を感じる。

　ちゃんとした話なら、設定もちゃんとしろ、矛盾も無くせ、みたいに要求が跳ね上がってて、それが守れないなら最初から「なろう系」のテンプレートを踏まえて、そういう作品だと教えとけ、みたいな。そしたら期待せず読むから、みたいな？

　たぶんさ、要求がべらぼうに上がってんのかなとかは思うのね。で、その要求を満たさなくてもいいけど、その場合はちゃんと満たしてないという意味のラベルであるなろう系の体裁を踏まえろ、みたいな流れというか、空気感を感じる。

　これ、たぶんラノベだけじゃなくて、一般文芸でも言えるし、漫画やドラマでもそういうクオリティのインフレ状態ってのが起きてるんじゃないかなぁと思うんよな。

　どうなんのかなぁ。しばらく様子見だなぁ。

　たぶん、この漫画、「地球膨張」ってのはさ、タイトルのキャッチーさが欠けてんのが一番じゃないかなって。このタイトルじゃ求心力ないよねとか思ってさぁ。日本沈没とかは内容が知れ渡っててのあの響きがカッコイイ、となってるだけだし。沈黙の艦隊とかもそのタイプだよね。タイトル付けるのって難しいけどさ。

　ものすごく面白いんだけど、いかんせん、なろう系にまだ引っ掛かったトコには居るんで、狙うべき路線はむしろ「幼女戦記」とかだったと思うんだよね。なろうとして売り出すべきだったよね。すげぇなろう系があるぞ、で。

　隙の無い設定と構造を築き上げた上に作られてる「Noなろう」の一角にねじ込むには、やっぱ構造も設定も完璧さが足りなかった、ということじゃないかなと。

　一般文芸の敷居がめちゃんこ上がってんのよな、ここ数年でいきなり。

　それはヒシヒシと感じてるトコですよ…　orz

　その代わりのように、なろう系とか一括りに言いつつも、バリエーションというか幅がめちゃくちゃ広がってるのも関係ありそうよね。

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