【陰謀論】松本人志問題→フェミ→Woke→分断工作

 まっちゃんの問題にはあんまり触れたくなかった。


 アメリカがハメられた罠の、まったく同じルートを通っているから。


 アメリカも最初はフェミニズムだった。それも、まっとうなフェミニズムが乗っ取られるところから始まった。それがLGBTQになり、Wokeになり、アメリカの何もかもを破壊し尽くしている。


 活動家を僭称する、「騒動を食い扶持にする職業人」が出現したからだ。


 彼らはマナー講師とかの、新規ルールを世間に広めることで食い扶持を生み出す系の人々の、それの悪性の人々でさ。良かれ、の皮を被っている。


 マナー講師とか、あるいは日本に根付いたハロウィンだのバレンタインだの恵方巻きだの、ああいうのは火付け役がいて、ムーブメントが起きて定着するわけで。


 それを悪用しようというのがこの手の活動家だ。

(彼らを見分けるのは実はすごく簡単だ。彼らは傲慢でとても性急だ)


 正義を振りかざすヤツには気をつけろ、というのは日本に長らく警句としてあったけど、アメリカにはどうやら無かった。世界のポリスを自称してたからだろうか。


 善意というものは騙されやすいし自らの間違いを糺しにくいから。利用というか狙われるわけで、あの連中は巧いところに目をつけて、年々巧妙になっている。


 活動家とレッテルを貼るのも申し訳ないな、まっとうな人の方が多い。ただ、目立っているヤツの大半はこの手の妖怪だ。皮を剝いで乗っ取ってくる、まるでナマハゲみたいな妖怪が本当にいるということかも知れない。


 偉い社会学者さんだったかが警句を残していたくらいだ。テロの次に人類社会の脅威となる連中は、活動家を名乗っている、と。


 まさにアメリカの現状を見れば、それが的中していることを示している。



 私は思うんだ。彼ら自身が妖怪なわけではなく、彼らに妖怪が取り憑いているんだろうと。彼ら自身は自分に正義があるとして、その正義をもって、言ってみれば勇気を振り絞って必死に戦っている状態だ。


 だけど、彼らの多くはあまり賢くない。これは本当に事実だ、しっかり観察してみたらいい。未熟というのとも違うし、地頭的な賢さがないし、かと言ってハッキリと愚かなわけでもない。平均点のちょっと下といった人々で構成される。


 いわゆる「普通の人」の層に分類される。理解力に及ばないわけでもなし、読解力に劣るでもない、だが、ある種の勘とか鋭さは無さそうだ。嗅覚がニブいというか。


 世間知らずとか、興味が偏って知恵が足りないとか、特殊詐欺で騙される人の特徴とも合致して、優秀さに憧れを持っていて、油断があり大きな隙を作っている。


 本当に賢い人には共通の、「立ち止まって考える」というクセを持たないので、一度騙してしまえば、ずーっと騙されたままでいてくれる。自己暗示まで掛けて。


 あるいは、私も持ってるADHDとか強烈なコンプレックスとかの、ハッキリとした欠陥を自覚することがないという点も共通だと思う。愚かさに敏感でないと言うか。


「目覚めている」とか彼らは言うんだが、実にボンヤリしている。


 事情に詳しくない外側の人間が、解る範囲で知り得た事実を、その人よりよほど詳しいくせにまったく気付くことがない。丁寧な解説と共に解りやすく説明してもらってようやく気付いたりすることからもよく解る。


 そういう人がターゲットにされて、私兵として使われるのが、ネットリンチだ。



これを意図的に、結果はリンチが起こると解っているくせに利用する連中がいる、ということを言いたいわけだけど。昔は週刊誌の常套手段として知れ渡っていて、だからこそ彼らの出すゴシップ記事は逆説的に無害になっていたんだけど…(無害だから週刊誌側も割と安心して使っていた形跡もある。騙されるバカはいない、と)


 そういう社会常識がさ、核家族化で継承されなくなって、若い人を中心にこの辺りの社会システムを理解しない人が多くなってきて、最初はまだ単に常識知らずとして本人が恥を掻くだけだったものが、これを悪用する者の登場でまた変わってきた。


 本気にしたヤツを束ねて私兵として利己的に運用する、という手法の登場。



 まっちゃんとか、これは実は段階を踏んでいて、まずはフェミを乗っ取って女性の権利向上とか真っ当そうな理由の皮を剝いで、本当の目的の上に被せたんだよね。


 痴漢冤罪の拡大化を図ったんだよ、あれ。


 男女の心の問題はさ、もう申し訳ないけど、泣き寝入りという部分はどうしようも解決の仕方がなかったんだわ。嘘を吐かれたら収拾付かなくなる、てことで。


 別に日本の政治は性善説なんか採ってなくって、性悪説寄りだよ。悪用するヤツが大量に出現して実行しだした時の被害を想定して物事を決めてるから、だから泣き寝入りに対処がなかなか出来なかっただけでさ。


 ハニートラップ成功し放題になるよ、こんなの。


 第一に、証明が出来ないでしょ、復讐心で嘘を吐くという動機はあるあるだし、勘違いも証明出来ないし、そもそも人間の記憶がアテにならないじゃん。


 メチャクチャ時間が過ぎた後での訴えも有効だなんて、相手が家族持ってたらどうなるの、しかもそれが冤罪だったら。


 記憶はその人の都合のいいように書き換えられるように出来てて、その辺も勘案してあるから、証言というものにあまり比重を置かないように改善されたんだよ?


 昔は証言だけで人が誤認逮捕とかあったから。一部で逆行してしまったってコトなんだ、これ。冤罪が起きやすかったのを改善したのに、元に戻したんだ。


 合理的な発想とか論理的な思考とかとかけ離れてんだよね、この辺りの要求って。


 被害者の心情を考えれば、憤るのも理解する。でも、冤罪が生まれた時の悲劇も同時に想定して、頭の中に天秤を置いてから感情に繋げてください。



 片方の悲劇にばかり目を奪われて、もう片方に想定される先の悲劇ってのにはまるで気がつかない、実際起きて、手厳しく叱られないと気付かない人を焚き付けてる。


 そうと解って、感情に訴えて、それが原因で起きる副次災害は告知しないでさ、この手法を使って己の要求を社会に受け入れさせる活動をしてる連中は悪辣だ。


 ただ性急に要求を通したいだけで、副次被害も冤罪も知ったことじゃないというヤツらだから、多くの人々を焚き付けて共犯者にして、そこに罪悪感もないんだ。


 この辺りの事柄を解説しようとすると、加担している人々を「愚か者」と説明する必要があり、なかなか言える機会がないんだよね。その辺りも知ってて利用してるんだから、本当にあの連中というのは悪鬼羅刹の類いだよ。人じゃないんだ。


 ちょっと頭の回る、人じゃないナニカだ。中身を妖怪に喰われてベツモノになった人だよ。本人はそうと気付いてないことが多い。妖怪の自覚がない妖怪。



 ハニートラップをどうやって作るか解る?

 色んな手法がある中のひとつでしかないけど、昔関係したと思える人を探し出してその人に接触してさ、その人に洗脳手法で記憶の操作をして、被害者を作り上げて、ターゲットの著名人にぶつけるんだよ。とんでもない悪辣さだろ?


 それをさ、工作員が洗脳を仕掛けるっていう部分、ここを「思想」にしたのがアメリカで今起きてる分断工作。だからさ、工作側は陰謀論が力を持つのを嫌うんだよ。陰謀論に取り込まれたら、洗脳が掛かりにくくなるから。



 片方には本当に苦しんでいるのに救われない被害者が事実居て、だけど片方にはそういう事実を利用して甚大な被害を人々に与えることを目的とする輩がいる。


 この世は地獄だ。



追加:

 書き忘れ。


 肝心なコト、書き忘れたわ。

 これ、陰謀論って言ってるけど首謀者はいないの。どっちかと言うと人体の免疫機能が麻痺ったみたいな話。だから人々のちょっとずつの利己的な考えが小さな歯車になって、社会全体では巨大な悪意の機械に化けてる、みたいな話。

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