「女性の定義」って、性識別の染色体がXXの人でしょ?

 女性はXXになってる。

 男性はXYになってる。

 たまにXXYの人もいるというのはよく知られている。人体の不思議。


 確認の為に目の前のハコで調べたら、面白い記事が出てきたよ。女性の染色体はXが二本組みになってるけど、これの片方は小さく縮められて作動しないようにされてるんだって。同じ染色体だから両方が働くと細胞レベルで死んじゃうらしい。で、その縮める働きをしてるタンパク質が発見されたんだって。


 女性はだからX染色体1本の働きだけで、男性はXとYの両方が動いてる。


 いやー、不思議だねぇ、なんで不要なXの紐をわざわざ二本持ってんだろね、女性だけ。そういうのもせっせと日々研究が進んでるみたいだから、そのうち解明されるんだろうけどねぇ。



 それはそうとさ。

 トランスジェンダーの捉え方って、人それぞれ色んな考え方が出来るじゃない?


 なんせ内面の話だから証明がね、難しい。私は輪廻を信じてるから、肉体と魂は別だという解釈はすんなり受け入れられる。


 でもさ、肉体と内面が別になるとする場合、内面はどういう状態と捉えているの?


 これ、無神論者のリクツかつ肉体と内面はセットだと考えている場合……それは科学的な解釈の多くに類似すると思うけども、「肉体のシナプスだとか電気信号だとかから生成されているのが”内面”である」という解釈になるんだよね。つまり魂だの独立した内面だのというモノは無い、という説になるだろう。


 肉体から派生してくる電波的なもので、意思は発生するって感じかな。

 その場合、当然ながら肉体のあらゆる影響を”内面”は受けるに決まっている。


 肉体という物質の起こす化学反応の範囲内と採るなら内面は肉体に依拠する。


 輪廻説を採る私は、「」という定義をしている。もちろん、これは仮設だけども。


 このエネルギー体は電力の供給を絶たれた時には休止状態となり、浮遊する。そして時間を経て再び、このエネルギー体を引きつけて繋ぐ別の受容体を伝って、新たな肉体と結びつき、生命として誕生するというサイクルを繰り返している、と考えている。


 これは「輪廻」を肯定するから導き出せる方程式で、天国とやらに逝ったら逝きっぱなしの説を採っている人なんかはどうすんだろ、とかは思っている。


 まー、向こうで処理されて溶かされるか何かで、またジワリと空間に湧き出すものだ、とするなら逝ったら逝きっぱなしの世界観でもこの説は可能になるけどね。


 あるいは宇宙規模のサイクルで、逝ったら逝きっぱなし、どんどん天国に溜まっていって宇宙がリセットの際に――とかもいけるかも知れないが、逝ったら逝きっぱなし説は溜まりに溜まったその魂の壺漬け、どう解釈すんのかとか気になるなぁ。



 んで、気になる「ジェンダー」解釈なんだけど、私はほれ、輪廻説だから?


 ジェンダーはかなり面倒臭いよ。そもそも固定されたものではないし、エネルギー体が肉体に結びついた時にその肉体に付属してる性質が「性」であるに過ぎないので、このエネルギー体の方にはそも性だのという固定した属性などない、と考えているから。でないと肉体と結びつく時に不具合起きるだろ。無理に言うなら全て「ノンバイナリー」とかいうニュートラル状態でないと、肉体に結びつく際にはどちらかの性にしか結合できない、という阻害要因になってしまう。


 これ、キリスト教で天使が無性生物だとかいう解釈採ってんの知った時に感心したんだよね。なるほど無性だったらどっちにも結びつくわ、て。天使と触れあえる状態になった人間は、つまり天使と同質になってる、ということで… 逝く時は天使と同じ無性状態だということだよ。便宜上、絵画には肉体が描かれてるけど、肉体を取っ払えば魂状態で、天使も同じ状態だろう。それを素直に「光」で描けばいいのにね。


 で、魂は光とか火の玉とかで描かれるじゃん? 昔の人さぁ、なんも考えなしで光とか火の玉だと考えたわけじゃないと思うよ。見下げすぎだ、奢った決めつけだよ。


 やっぱ私ごときの考える程度のことは、昔の人も考えるんだなぁ、というね。(笑



 私はさ、中身は男だと言ってるけど、正確には男男男男…て偏りまくった転生をしてきた魂で、男仕草が染みついてるから女の身体での生活が苦しいだけだ、と思ってんのね。でもシンドイもんはシンドイんだもん、て。(笑


 もっとバランスよく転生して、経験も積んでたら、くだらないって笑えたろう。



 今生で、男に生まれたならそれに順応できるし、女に生まれたならそれに順応できる、そういう人が世の中の大半だと思うんだ。子供の時に混乱することはあってもだんだん慣れてくるのもそういうことだろう。今生限りの性別でしかない、騒ぐほどのことじゃない。そう思えるのは、魂がそうとうな熟練者なんだ。

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