「恨」の精神って、エタヒニンのアレじゃん。

 ちょっとヘンに影響が出ると困るんで、元動画の紹介は出来ないんですが。が。


 今日、ある動画で半島人の「恨」の精神ってのを詳しく解説してるの見てさ、教えてもらったんだけどさ、はるか昔から日本のことを卑下して侮辱することを美徳としていた、という話を聞いてさ。納得したよ。


 それ、日本の徳川幕府がやった「階級制度」とまったく同じですから。ども。


 エタヒニンってのがあってな。統治する方法ってのは日本も中国に習ったんだから、これはそのまんま中華帝国でも使ってたヤツで、つまり、朝鮮でも使われてたんだよ。だから、朝鮮人と日本人は、朝鮮においては「えたひにん」の関係として教育されてきたんだよ、長いこと。面白いのは、日本はその教育をされなくて、まったく今現在ですらこの関係に置かれていたことを知らなかったってことだけどさ。


 朝鮮人だけが、中国様から「えたひにん」教育を受けていたんだよ。


 たぶん、海を隔ててるし、そんなに交流を持つこともなかろうってことと、日本にそこまで支配力が及ばないから日本には出来なかったってだけだとは思うけどもね。日本は単に地理的な理由でそういう屈辱的な教育支配を受けなかったと思うわ。そうでなかったら、やらなかったわけはない、てコトな。


 支配階層を頂点に、どんどん上下関係組んでいくでしょ? 貴族とか中間管理職とか農民とか。細かく。で、それぞれを反目させとけば、支配体制を盤石に出来るじゃん?


 そんで、一番下にさ、「えたひにん」っていう、二つの階級を置くわけよ。この二つは最低の地位なのな。それより上の人々からは蔑まれ差別されるのが当然という地位に置かれて、徹底的に搾取されてドン底の境遇にされてな。


 そのドン底を恨むのではなく、もう片方の階級を見下すことで溜飲を下げろ、と教えておくわけ。で、この二つの階級はそれぞれ違う部分で優遇もあって、互いを羨ましがるように仕向けてあるんよ。


 そうしたら、その優遇に対して妬みを持つでしょ? そうやって、本来なら双方が憎み合って、その矛先が諸悪の根源である支配者に向かわないようにする、ていう中世の世界ではよくある仕組みだけどさ。


 それだよね? 「恨」って。


「恨」の精神って、完全に屈辱の象徴なんだから捨てた方がいいと思うけどなぁ…


 この現代においてまでまだそんなの掲げてるって…その方が理解し難いんよ。



 中国の歴代王朝からずーーっと押しつけられてきた、「支配のための双方憎悪」って仕組みだよ、それ。日本も江戸時代にやってたヤツだし。


 ちゃんと正しく歴史を教えていかないから、この現代においてもまだそんな古くさい被支配世界観を有り難がってるなんてバカなことが続くんだよ。


 誇りにするようなものでもなんでもないじゃん。



 日本ではさ、それこそ昭和の頃にはもうそんな仕組みは破棄されてるよ。残ってる部分もあるけどさ。親が例えば「どこそこの誰それは生まれが…」みたいなことを言えば、逆にその親の方が偏見持ちだってことで侮蔑されるようになったんだよ。


 新しい価値観にアップグレードが出来てない、頭の古い人ってのは日本でもたびたび問題になるから、これは民族とかいうよりたぶんどこの国でもあると思うけどね。


 韓国はちょっと多過ぎじゃない? アップグレードしなよ。古くさい。



 でさ、「親の恨みは子々孫々までずっと引き継ぎ、決して忘れてはならない」てのさ、向けるべき相手が違うじゃん。何を誤魔化されてんの。


 それ向けるべきは、歴代中華王朝と両班だ。日本なんてその長さに比べれば瞬間風速って程度じゃん。中華に至ってはもう滅びてて、今の中国さん無関係じゃん。


 それを、日本ばっかにしてるとこがもう、恨みの矛先をねじ曲げられて、正当な恨みさえ封じられた、未だ支配されたままってことの証左だよ。日韓併合が起きて、これ幸いと長い間のモンをぜんぶすり替えられただけだろ。それまではちゃんとどこを恨むべきかは解ってたと思うよ? だから併合時代を懐かしむご老人達は穏健なんだよ。正しい答えが解ってるから。


 正しく恨むべきところを恨めないうちは、忸怩とした心根が晴れることはないよ。




 私の願う日韓関係は、双方が対等で、寄りかかることなく、完全自立することだ。


 どこの国でもだけど、融通付け合うのが常態化してる関係なんてのは、独立していないよ。たまに助け合う程度が正常だろ? 世界中がそうあればいいけど、そうあるまでは道のりが遠い。


 けど韓国の場合は、一度中国の支配下に落ちて正しい歴史をレジスタンスで取り戻すのが軌道修正としては早いから、それを選択したいならしたらいいと思う。正しい道なんて一本しかないから、どんな妨害を受けようが道そのものが他にない以上、どれだけ迂回させられても必ず正解には行けるから。辿った道は一つしかないから、書き換えようはないからね。過去は変えようがないから、答えには辿り着く。


(共産になってから中国さんは無駄が多すぎると思うのはソコだよね)




 もう恨むべき相手はとうに滅んでいる、あるいはとうに死んでいて今居る人々はそんな過去とは無関係だ、て時の気持ちの対処って、色んな国で違うんだろな。ずっと引き継いで忘れるな、てのは、実は日本の武士階級には似たようなのあったからね、だからこそ維新は起きたとすら言えるんだ。


 けど、謝罪と賠償なんて俗なことを望むのは違うと思うけどなぁ。う~ん。


 語り継いで忘れない、てことは日本でも大事にしてることだけどなぁ。解らん。

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