新世紀が始まり、最初は宗教が消えるのだという啓示と思っていたが…

 私がまだ学生だった頃の、ほんとの初期に貰った啓示で、「宗教は消える」という感じのインスピレーションを受けていた。


 ちょうどノストラダムスで戦々恐々していて、世界が滅びると恐れていた頃。


 それを「あれはただの脅しだ」とネタバレを教えてもらい、だけど別のモノが消え去るのを混同しているという感じの話を後々に聞いた。


 自分で色々と考えて、それはたぶんキリスト教やイスラム教などの、時代についていけなくなった宗教が消えてしまうのだろうと結論していた。実際多くの宗教が歴史上、ただの遺跡になってしまったわけだし、そうだろうと思っていた。


 今日見たネット動画で、フィリピンの過激派女性団体のガブリエラとかいうトコが、順調に「世界中の…


 こういう時は邪魔が入って、単語をド忘れしてしまう。なんだったか、思い出せない。やっと思い出したぞ、あれ、また忘れた、インスタ? いや、イン…ちがう、


 イデオロギー。


 世界中から、イデオロギーとして、主義者として成立している辺りのイデオロギーは軒並み消え失せる。生活の中に自然に根付いて、わざわざ宣言しないでいるような自然なものだけを残して、他は消え去る。


 その準備が着々と進んでいる。


 例えば博愛主義もイデオロギー、自由主義もイデオロギー、だが、わざわざ宣言しなくても大丈夫だ。それらは自然にしていても人々に認められるから、わざわざ宣言しないし活動もしない、それらは残る。


 だが、わざわざ活動しなければならないような主義は、悪しきモノとして、例えばチャイルドマレスターなどは日陰者だが、彼らのように追いやられる。同類だ。


 それはたぶん、何らか共通の法則があり、それが表面化して知られていくからで、彼らはまさしく同類であるからだ。忌み嫌われ、追いやられる。…それはそれで次の時代に課題として残るのだろうとは思う。あまり褒められたことじゃないけど、そうなっていく。少なくとも、褒められはしないけど、正しくはあるから。


 チャイルドマレスターが褒められたものじゃないし、正しく彼らは認められてはならない存在であるように、それらのイデオロギーも認められてはならない存在であるから、そうなるんだろう。


 これからの時代、消えるのは宗教だと長いこと間違った予測をしてたけど、最近の流れを見ていると確信に近いかたちで「消えるのはイデオロギーだ」と信じる。


 どのくらいかかるのかは解らない。生きている間に実現されるとも思わないけれど、ケータイが街角から電話ボックスを駆逐したのと同じような流れで、彼らイデオロギーは駆逐されてしまうだろう。長い時間と必然と自業自得によって。


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