一般文芸特化型の投稿サイトを見つけたものの…じわじわと忍び寄る異世界の影

 一般文芸特化型って言葉に惹かれて覗きに行ったけど……すでに”排除してる”と明言してるはずのファンタジーがランキングにまで登ってきてて興ざめ。


 遠からずなろう系ばかりになるな、これは。(苦笑


 ラノベとかなろう系とかを支持する人々ってのはさ、どうしてこう、棲み分けというルールを受け容れようとは思ってくれないのだろうかねぇ。


 一般文芸特化型の投稿サイトですよ、ファンタジーではない作品主体ですよ、てはっきり書いてあるのに、それでもなお、ファンタジーやらラノベを堂々と連載して、それをまた支持するってんだからさ……。そこにその作品があるのは、ルール違反なんですけど? 他にそれこそ山ほど投稿サイトあるんですけど?


 なんかもう、浅ましさすら感じてしまって、こう、憎たらしくなってくるね。


 けど、実際に完全排除とかするじゃん? そしたらさ、今はSNS時代だからさ、あることないこと恨み言でマトメとかに晒されてさ、敬遠されて過疎ってさ、そんで潰れちゃうんだよなぁ……


 もちろん、そんなヤツはごく一部の人間だし、ラノベやなろう系にしか居ないわけじゃなく、頭おかしいヤツなんかどこの界隈にも居るけどさ。数に比例するのは仕方がない部分であって、今はやっぱラノベやなろう系に目立つように感じるよね。


 作者本人も読者も、それをラノベだと思ってなかったりの問題もあるしねぇ。


 ほら、周囲は「いやこれ、ゴリゴリのラノベファンタジーやろ、」て思うような作品でもさ、作者や読者が「いや、これのどこがラノベだ、立派な一般文芸だろ!」て思ってたりする感覚のズレってのもあるしねぇ。境界線は曖昧だもんね。


 ただ、それ許しちゃうとさ、そこを新たなボーダーにして、さらにラノベ寄りの作品が…ていう悪循環に陥っちゃうのだよ。それが真の問題なのよ。



 どうしたら一般文芸だけを特化させた、完全にラノベを切り離したネット上の場所が作れるのだろうか、と考えたんだけどもさ。


 一般文芸を書く人も、読む人も、共通で「質至上主義」だからさ、公募の変形版で充分だと思うんだよ。


 昔、JUNEっていういわゆるBL専門誌があってね、栗本薫先生が小説道場をやってたんだけど、あれをそのまんまWebで展開するだけでいいような気がすんのね。


 つづく。

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