前の記事と合わせて、詰め込み教育のせいなのかと悩む

 前の記事の、読んでしまった作品はおそらくどなたかの小説作品と思う。飛ばし読みだし、なんか悪い気がしてすぐ閉じてしまったんでタイトルも解らないけど、ちょっと考えるトコが出来たというか、閃きが。


 ここんとこフェミニズム運動でずーっと観てたわけだけど、この小説の内容と照らして、思いついたことがあるのだ。


 もしかして、詰め込み教育が諸悪の根源ではなかろうか?と。


 私は、哲学的なトコだの、フェミのヤツにしたって専門書など精読してはいないし、習ってすらいない。纏めやらノートやらを片っ端から当たっただけだ。ずーっとそれでやってきたので、小学生で習う英語や九九さえ覚えていない。どうもそういう障碍でもあるのじゃなかろうかというくらい、記憶するのを拒否るのだから仕方ないというわけで。それをカバーする為の、生きる術、程度のものだったのだが。


 これ、逆にぜんぶ暗記でこなしてきたヤツって、ヤバいんでね?(笑


 それって、教科書とか専門書の文章をツギハギしただけで、自身が1から編んだ思考ですらないんじゃないのか、という点にふと思い至ったわけですよ。


 そりゃあ、自己洗脳状態にもなろうよ。(笑


 どうも、最近のテンプレ創作なんかを観てても、レゴブロックでしか創作が出来ないタイプなのかなと思う作者がね、チラホラ居るみたいな気がしたんだよね。


 最近の住宅建築工法みたいなさ、工場である程度作ってあるパーツを組み立てるだけのお手軽な建築で、今はビルでも家でも建ててるから、工期が早いじゃん。あの工員の若い人なんか特に、1から柱を削って土台を固めてとか、出来るのかなぁ、と。


 あるいは、無人島とかで突貫的にあり合わせで用を足すような建築は出来るのか、とか。綺麗に四角く削る工具は何もないでしょ、生木のまんまで、ロープとか使って、想像と工夫で仕上げるとかのさ、そういうこと出来るのかなと。お手上げになるんじゃないか、と。


 そういう状態に見えるんだよ、詰め込み教育の現場で育つ今の若い世代って。


 例えばレゴを組み合わせるのも立派に作品作りだけど、「レゴを使う」てトコにどんどん慣れてしまってさ、素材をレゴで、から逸脱して「作る作品」自体もどこかからお手軽に参考品を組み合わせただけで済ませる、みたいになってないか、と。


 それ、「ツギハギ」以外の何者でもないよね、そうなったら。ツギハギだって「何らかのルール」に沿ってるならオリジナルにもなりようがあるんであって(パッチワークキルト作品とか)、だけど単なる寄せ集めってヤツじゃ自前のモノは何もないじゃん、そういう教育で育っちゃうと。


 それこそ出来の悪いAIみたいなもんでさ。


「自分で考える」って、知識のツギハギじゃないし、そういう人っていわゆるサイコパスなり障碍ある人だけだろうと思ってたけど、違うかも。訓練してなきゃ出来ない類いだと思うけど、学校で教えてないなら、今の時代、誰も教えないよな……。


 オタクは創作活動あるから多少はマシ、みたいな観察をしてたんだけど、それもテンプレ登場以来なんか怪しい雰囲気になってきたなと感じてたりしたんよな。参考書を引用、ての、悪くはないけど、その範囲がどんどん拡大してって、自分で考えた部分がだんだん少なくなってって、それってどこらへんにオリジナルの線引きあるんだろね。


 いや、かつてはそういうオリジナルが多量に作れる一部の人だけのものだった創作というものが広く一般化して門戸を広げた、と見た方がいいのかなぁ。



 ズレたけど、フェミ運動家の中に、オタク側と衝突してチンプンカンプンな言説取り始める人をちょいちょい見かけることがあったんだけど、あれって、脳内が参考文献のツギハギだから、想定外の事態が連続してバグった、と見た方がいいのかもねぇ。自分で修正するなんて、自分で思考するの上位版なんだから、訓練なしに出来るわけないわけでさ。


 そんで、そういうパターンと見做せるなら、創作界隈でも、直しを言われても直せないとかの、想定外の事態でバグる作者ってちょいちょい見かけるな、となんか納得したんですわ。


 AIでいうなら、これ、自律制御を搭載してるかどうか、みたいな話でさ。



 おわる。

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