フェミをイチから考え直してみる試み②

「レイプ」に関しては、二通りあるかなぁ。マウンティングが主な成分ではあるけども、支配欲に基づいたタイプと、道具化に分類されるタイプな。


 支配欲に基づくレイプは、DVとも類似してて、要は「手っ取り早く手に入れたい」というアカン感情から来てるんで、道具化に似てはいるけど。道具化と呼ぶほどではない、というか、情状酌量の余地というか、道具化ってのはマジで性欲のはけ口的な通り魔レイプの話だとしたいトコだねぇ。だから痴漢もこっちに類別で、痴漢行為というのはDVより悪質と見た方がよさげだ。本音のとこは無差別犯だからね。相手の人格を認めてないって点がDVより悪質。


 じゃあ、嗜好のうちのレイプ好きはどっちなのかっつーと、シチュエーションのタイプによって変わるけども、まぁ、概ねで「異常性癖」で片付くからいいんでないかな? 何かしらの発達障害的な欠陥があるだけだと思うわ。どっかに。

 欠陥の自覚ないのは困るけど、ロリ、ペド、死体愛好とかと同類で括って終わりにしとこう。ドングリの背比べだしな。程度問題っていうか希少種ってトコだ。マジョリティというか、定型ではないてだけの話だよ、ホント。


 反転して、レイプシチュが好きな「女性」だって普通に存在するしな。数的には少数だろうとは思うけどもさ。BLの好みとかはモロにこれの話だな。異常者とかと捉えるのが間違いなんだ、犯罪ってのは異常だから起こすんじゃないからね。許されるという勘違いで起きるモンでしょぉ。


 んで、昨今の話題というか炎上案件の萌え絵とかオタ趣味ってのは、この「レイプ好きな嗜好などはどう扱うべき?」に相当する。


 これ、レイプシチュとかペドとかと一緒にするな!とか言わないでね。類型で同じ括りはどんぶり勘定で一切合切放り込んだ上で、論を組まないと意味ないんだよ。


 それは「こっちは良い差別」理論と同じだって解っておいてください。だから、一見するとフェミ運動は表象をすべて焼き払おうとしているみたいに見えるのな。一括りで論を組んでいるからさ。



 では、表象の上での「レイプ肯定表現」に類するモノ、つまりは嗜好的なモノだね、エロ本とかの。これを、どう理解すべきか、というトコを考えてみる。


 まず、「他者に与える嫌悪感」という公害問題と、「基本的人権」という権利問題がプラマイのセットで出てくるなぁ、と思うのです。


「嫌悪感」ってのは、これは基本的人権で保護される一部と見做してよいだろうね。嫌悪感を持つな、ていうのはナシだわ。ていうか、マウント心理だってなんら非難されるべきじゃないんだからさ、内心でやるとか意見の表明でやる分には。


 いや、それを世間に認知させようと運動していくことさえ保証されてる。嫌ならカウンターの運動起こして抵抗するしかないのな。アパルトヘイトとかでも、それを支持する運動は止められない。ただ、嫌悪を表明して非協力の一環で会場貸さないとか支援打ち切るとかは権利の一端だろうね。


 自発的変節は、自由の範疇だからなぁ、て。



 だから、そもそもで「差別」というモノからが、別に非難されて当然の悪というわけではないのが、あんまり周知されていない印象。善悪なんてないのよ?(笑


 差別主義だって思想信条の自由で、権利侵害されないことを保証されとるわな。差別、差別、って騒いでいるけど、社会的制裁っていうリンチはあっても、警察がそれを理由に逮捕に動いたりはせんわな。社会的制裁って、ゴタゴタ理由付けてもソレ、イジメ分類には違わんもん。リンチって私的処刑と書くでしょ、て。


 んと、つまり、『この世に「断罪」されるべき思想信条はない』が言いたい。


 だから、罪科という面から見た時には、かのエロ萌え絵の宇崎ちゃんはセーフ。


 エロであってもセーフだし、エロではないとか詭弁を使うな、という反発はあれど、『エロは公共の場に相応しくない』も間違いとできるな。エロだから嫌悪感を催すというのは、実際には女性差別の助長でしかない。


 ここは、「ドレスコード」のはずなのだ。もちろん男女で偏りがあってはダメだよね。KuTooも、クールビズの配慮で、ヒール着用の対価になってた背広強要が無くなったから、不公平が生じたので改善求む、という理解でいいと思うんだけども。

(勘違いポイント:男女で待遇に差が出たらアカン、てだけだよ? 平等に、両者に抑圧を強いることは、契約の上でならオケ)


 宇崎ちゃんがなぜエロ萌え絵なのかといえば、記号的にも萌え絵分類で合ってるだろうし、なにより描き手があのポーズとか細かい表象で色々を選択していった結果があの絵ならば、作者の表現したかった彼女の魅力がそれ、てことになるでしょ。


 で、この「あの」とか「それ」とかに何が入るかってのは、ここは民主主義国家なので多数決の暴力で決められる、てことだよ。だけど、フェミに同調する声をバードウォッチでカシャカシャ数えるまでもなく、少数派が反対するだけとは言いがたいから、あの子を描いた作者は「おそらくは」性的魅力を前面に押し出すためにあの技法を使ったと類推される、という判定だわ。だから宇崎ちゃんはエロ萌え絵なの。


 これ、萌え絵の多くがシュレーディンガー状態なだけなんだよな…


 宇崎ちゃんの宣伝文句、正確には「ウザくて、エロくて、可愛い」だろ? 無自覚エロていうジャンルになるよな、たぶんな。エロスは褒め言葉だ、否定こそが女性差別だぞ。ただし、公共の場に相応しいかは別問題。


「エロい」以外の理由あっての「相応しくない」の可能性を探ってみよぉ。







【追記(2023/01/31):立ち位置がだいぶ現状に近付いてきたね。オタ側の問題だけじゃ片手落ちだから、フェミニズムの問題も取り上げておく。


「フェミが持ち出した基準は、フェミという「いち学派」の創作造語でしかない。」

「ギルティの判定を下す基準を、どういう理屈でフェミが主導していいことになるのか。何を根拠にその権利を得ていると言えるのか。」

「フェミ理論の正当性は一切証明されていない。どこに物事の決定権を持てる余地があるのか。」


 この三つ。


 声の大きい者が、「嘘でも言い続ければ本当になる」を実践しているだけだと言い切れてしまうところが問題の本質を見るに大事な視点。感情以外に補強材料を何も持たないのがフェミニズム理論。理論とは呼べない、ただの主義。


(面倒になってきたんで、以後決定打を貼り付けて終わらせる。)

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