解った、糸口が解った!【フェミと相互理解】①

 フェミの、絵柄的表現に対する注文は『女性の魅力を表現するのにエロスを利用するな』だ。キャラクターの魅力というものをアピールする、支持を集めるのに、エロスを使うなという注文だろう。


 古くから、エロスをウリにしてきた女性自体は居るし、セックスシンボルなどもあるわけだが、これらをフェミ的には『時代の強制によってそうせざるを得なかっただけである』とするわけだ。需要があったのが悪い、という立場だね。


 これ、「需要があったのが悪い」という考え方は他にも少女買春とかでも言われる理屈だ。買うヤツがいるからアカン、という理屈は社会的に支持されている。


 絵画的にもそれが言われていて、需要があるのがアカン、という理屈になる。女性の魅力としてエロを目的に支持すること、その支持を目当てに女性を魅力的に描く際にことさらエロスを強調することは、『時代の強制性に加担する』という理屈だ。



 しかし、芸術品はどうだろうか、とワキへ寄せてみる。


 芸術品が成立した事情を鑑みて、これは恐らく宗教的弾圧逃れとみるべきかと思うわけだよ。エロスは宗教が「女性に貞淑を求めた」時代においてもアカンものだったわけで、その時の表現弾圧の理由は、現在のフェミの真っ向、反対方向だったはず。


「女性は貞淑であらねばならない、性などケシカラン、それを助長するかのごとき表現はアカン」だったわけだ。


 つまり、過去、エロスを表現することは、女性に性があることを認めるものだったが、現在、フェミがやってるのは奇しくも、宗教が女性を弾圧したのと同じものである、てのが言える。


 ……と、思ったが、きっと「中身が180度違うだろがヴォケ!」と返されて終わりか。


 う~ん。(つづく)

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