フェミニズム運動は社会性と結びついて「排斥運動」化する③

 これ、予防ナントカっていう思想があって、ここに絡んでしまうので勝ち目がないんだわな。犯罪防止論だので向こうのが有利で、世間の支持を得られないから。これ、どんだけ理屈が正しかろうと関係ねーのよ、「世間のお気持ちがロリコンは死ねだったらそれが正解」なのだ。そんで、「ロリコンを煽るようなモン垂れ流してんじゃねーよ、引っ込めろ、ヴォケ!」と言われてしまうわけだ。そのボーダーはとか聞いても無駄だ、多数決で決まるから、明確なラインもマニュアルもない。


 だが、多数決で決まるからこそ、社会性としては正しいのだ。


 個人とか理屈で決めるよりよほど正しい。なぜなら問題なのは「大多数のお気持ち」そのものであり、「より多くの人民が快適に暮らせる社会の実現」であり、理論的正しさではないからだ。


 小を殺して大を取る、という政策そのものが実は「モラル」の基盤だよ。


 少数派の「快適な環境」を実現することで大多数が「不愉快になる」ならその快適さは実現されなくても良いのだ。多数決だからね。


 ほんの100年前くらいだったら、ロリとかフツーだったので、世の中どう変わるか解らんわけだ。男尊女卑が当たり前の時代もあったし、今はちょうどロリコン死ねが当然視される時代にあるということだね。


 で、かつての時代に黒人差別だの男尊女卑だのは、なんら理屈で回避されるものだったかという話になる。なんなら、現代ですら宗教教義によってとかの非論理的な選択で理屈に合わないことが特定社会においては是とされているわけだよ。


 そこに理屈はない、ということで、社会性において重要なのは理論ではなく集団心理の方になる。

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