フェミが今後振りかざすべき「思想」の雛型作ってみる①
フェミが理想とするべきは、別に「表現を規制することで得られる僅かばかりの女性被害の抑制」なんかじゃないよね? そんなん正直、焼け石に水だし。
現状、一番の圧迫懸案ってのは「少子高齢化」だ。これは実は、女性の抑圧と密接に関連している。日本が急激っていうだけで、先進国も後進国も倣え右で通る道。女性の解放が直接原因で起きているし、すでに世界規模で起きているものを一国単位で鎖国したところで、今度は体調変化などストレス直結でどのみち避けられないから。
つまり、イスラム式はいずれ生き詰まるってことで、男女の役割を法的に縛っても無駄だってことよ。進化の過程だからね、昔に戻すことは不可能。試行錯誤と前進あるのみ。出来なきゃ人類という種が絶滅するだけだ。
フェミニズムの昨今の先鋭化、過激化は、過剰なアレルギー反応に似ている。
焦りが現れているんだと思う。少子化ってのが、地域差はあるものの、特に先進国では危険水準に達しているからではないかと思うんだ。本能的に、女性は「産まないとヤバい」ような気がしてきてるのかも知れない。だが、「産みたくない」んだよ。
理由は色々とある。なにより大きいのは、せっかく得た「自由」だ。これを満喫しないうちは、何かの犠牲になりたくない。家庭に入って家族の犠牲になるとか、子供を産んで子供の奴隷になるとか、それがブレーキを掛けていると思う。
世間じゃキレイゴトで「誰かの為に生きなさい」とかぬかすわけだが、そう思うならお前が世界中駆け巡ってボランティアで人生捧げてみやがれ、という気分にしかならないだろう。(だが反面、危機感はあるから実際のドキュメンタリーでもそういう聖人たちの密着番組などは人気がある)
ドラマやらの番組は逆に昭和の頃に比べ、視聴率が下がりっぱだが、これもフィクションが「お説教臭い」という感じにしか思えなくなりつつあるからではないかと。ドキュメンタリーは人気だ、シロウトを出演させるモニターモノなど、バラエティのナマ演技のモノは人気がある。ホンモノだからだろう。
つまり、危機感は正しく感じているのだ。
だが、歴史的に見ても、「女性を犠牲にして人口を支えてきた経験」しかないのだ、人類には。女性を唆し、子育てに邁進させることでしか数を確保出来ない。
ここが、人類としての課題でもある。
今、人口爆発してる地域なんてのは、たいがいが女性の権利がその分抑圧されている地域と見て間違いなかろう。そして、そういうのは長続きしないのだ、どの国も近代化していくわけで、近代化と女性の解放はセットだから。
今はまだ、人類の数が多すぎるくらいだから問題は表面化していないが、ボーダーを割ったあたりから予想外の難題が噴出しだすだろう。解っちゃいても想像出来んけども。文明の維持が難しくなるはずだ。
フェミニズムってのがそもそもで、文明が成熟してある程度のレベルになったからこそ出てきた思想であって、過去の野蛮な時代には出てくるわけがない思想だからだね。誰かを犠牲にすることに、大多数の人々が疑問を感じるようになった、という非常に高度な発達があってこその思想だから。
つづきます。
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