宇崎ちゃん騒動の争点

「そも「表現の自由」とは人権の中でも特に強い権利とされていて、それ故にそれが制限されるのは「他者の権利・信用、国家の安全・公の秩序、公衆の健康・道徳の保護を害する場合」に限定されてるのね。そこを踏まえると、宇崎ちゃんのポスターがそのどれを害したのかって簡単な話。答えは何も害してない。」


 これ、ちくわ氏が『宇崎ちゃん献血ポスターとーー』でコメ欄に書いた言葉。

https://togetter.com/li/1424091#c6986780


 争点はこの中に入ってんのよ。「公の秩序」「公衆の道徳の保護」な。これに抵触する、としてんのがフェミ勢力。で、何度も書いてるけど、判定は『ロビーの結果』で決まる。世間に広めるイメージ戦略の結果だけであり、そこに理屈は不要。大衆は多数決なので、感情だけで票を入れる者も多数いるからね。


 さらに危惧すべきは、萌えオタは被差別対象になりやすい性質だという点な。ほんと、無批判に「キモい!」とか堂々と言っちゃう人が、それが当然みたいな風潮がね、だからさ、差別思考と組み合わさって萌え絵を「キモい!」て言うのが一種のステータス化すんのが一番怖いなと思うんだ。オタ差別してる俺カッケー、ての、ほんと宮崎事件の前後はふつうに世間に蔓延してたわけでな……。それがぶり返さないという保障なんかないんだわ、社会の不満のはけ口にされてた過去があるわけだからさ。


 まだ、クールジャパンとかでアニメや漫画とかが外貨獲得・優良ビジネスとして手厚く保護されているから、マシってだけでさ。今後どうなるかねぇ。カウンター手法を早く出さないとね。正論でお気持ちヤクザと看破したって、世間に浸透していくイメージの修正には繋がってないのだ。彼らが世間に広めているイメージは、「萌え絵はオタのもの、キモいでしょ!?」だ。これが広まったらヤバいんだよ。

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