小説は人間を書く。人間を目当てに読む。だけど打ち切り。
小説業界が斜陽になったのって、これは漫画業界もだけども、どんどん刊行してどんどん打ち切りにしてったせいだと思ってんのね。
読者は、裏切られた気分にしかならないじゃん、て。
自分は楽しみに続刊を待ってんのに、顔も見えない「読者層の大勢」ってのの、人気が取れなかったからって打ち切りになってしまうわけでしょ。キチンと終わったわけでもないのに。それ、ものすごく腹が立たない?
Web小説の雑談なんかでよく聞かれる言葉でもあるよね、完結の保証はないからそういうモンだと思ってあんまり期待するな、とか。寂しい限りだけど、自分も言えた義理じゃないから申し訳ないと思う。
だけど、打ち切りというカタチで完全に断ち切られてしまうのと、続刊未定というカタチの間には、とてつもない距離があるよ。うん。
私は発表した作品、フォロワーが一人でも居たら絶対に消さないけどさ、やっぱお気に入りの作品が気付いたら消えていたって経験があるからだしさ。あの悲しみというか、虚しさは、ねぇ?
ネットなんか無限に空間あるんだから、そんな打ち切りなんて無体なマネ、そろそろ止めた方がいいと思うんだよね。最近、ほら、十数年ぶりとかで続刊でて話題になったの、あったじゃん。ファンなんてそんなモンだよねぇ。
読者は次々と新しい推しキャラを見つけていくけど、だからって、以前に好きだったキャラを捨てたわけじゃないんだよ。購読には繋がらない時でさえ、続刊の報は信頼の証なんだよ。打ち切りになったけど、Webで続き書きますとかいう作家さんが話題になるのはそういうことじゃん、て。
読者は、登場人物が目当てでその作品を読むんであって、その他の要素なんてのはすべてオマケでしかない、と、これは確信しているよ、私は。
思うんだけど、こんだけWeb発表の小説が盛況なのって、タダで読めるってだけでなく、更新が途絶えてしまう理由に「打ち切り」ってのがないから、かも知れないと思うんだよね。そのくらい、打ち切りってのは憎悪の対象になりうる。今の若い読者さんは特にストレス展開が嫌いだ、という分析結果もあることだし?
気付いたけど、「打ち切り」って、「打ち首」って言葉に似てるわ。
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