ネタをパクられたと感じたら…
「俺の方が上だと喧伝するチャンス!」と捉えよう。(非常に陰険な前向きさ)
相手はもう発表しているわけなので、それを上回るのは可能だ。なんせ手の内はぜんぶ見せてくれているわけなので。ひと昔前ならこういうのは批評家にも読者にも眉を潜められてしまう案件だったけど、なろう系が出てきたことで変わったからね。
使いたいネタが先に使われているとなると、昔はもう諦めたよね、それ。だけど今は、「先例より上のものを書けばいい」という価値観に変わっているから、自信があるなら先にあるアイデアなんぞはどんどん使って構わないということになっている。
昔は、そういう「被せ」っていうのはそれこそ著名な作者さんの、世間にも認知された名作とかからしかやっちゃいけないとされるような空気があった。だって、後出しジャンケンそのものだから。ところが今は、そういう暗黙のフェア精神はなくなってしまったから、やっても別に非難されることはない。
やれる、と思ったら、獲物に食らいつくのは当然だ。誰も非難はしない。そういうの、私はあんまりヤだけどね。(けど家出JKの話はマジで書き上がってるもんで、ほとぼり冷めた頃に出させてもらうよ、作者さんには悪いけど)
だってねぇ、被ってるネタの話なんか、気分いいわけないよね、作者としては。いくらフォロワー作品だとか言っても、解ってて被せるか?とか思うでしょ。
だからせめても、タイミングは計ってどこかに出しますわ。忘れた頃に。(笑
アシモフが「我はロボット」を出した時も、先行作品だだ被りだったけど、編集さんが勧めたから出したって逸話あったよね。後日談で、それをアシモフは汚点のように悔いたってオマケ付きで。
その当時の世間の価値観は、もっと紳士的でさ、被ると解ってるモンを出すっていう行為を、「下品」と捉えていたから、それで作家としての評価を落としたことを悔いたんだったよね。今は、そういう苦言を表明した方を、盗っ人猛々しい連中が揶揄する方が多いけどさ。(嘲
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます