出版社が投稿サイトを持つのには反対だ
出版社はプロを抱えているという強みがある。
なぜ、わざわざ素人の書き手を呼び込まねばならないと考えるのか。
(それは新人賞という篩で十分用を為していると思う)
声を掛けて、宣伝機会と作品紹介用のマイページを与えるという条件で来てくれる作家はかなりの数に上るんじゃないのか。それも全員がプロだという、とんでもなく価値のあるサイトを構築出来るじゃないか。
別にタダ読みの連載をしてもらう必要もない。やりたい作家さんだけご自由にどうぞ、という形で、出版済みの作品だけは条件付けをして、新作とか打ち切り作品の続きとかは無料連載でも良い、とすれば、いったいどれだけの個別ファンが引き寄せられてくるか解らない。ついでにデジタル販売と直通にも出来るだろう。
そこへファンレターを送る機能やなんかをつけ、これまで通りに編集部でチェックしてから作家各人へ転送という形にすれば要らぬトラブルも減らせるだろう。プログラムなのだから、どんな形にでも組み立てられるのだし。
やりかたは幾らもあるし、先行サイトを潰すだけの力だって有しているはずなのに、勿体ない話だと思う。どうして先行の、ごっちゃ煮投稿サイトの形態でないとダメだなどという思考停止に陥っているのか。
Kindleはごっちゃ煮になってないだろ? 素人とプロは明確に分けられて、区別されているよ。購買する側にとってはアレがもっとも便利だと思うよ。
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