第24回スニーカー大賞タグの良作見つけたんだが…

 いやー、タイトルというか、設定だけで「おっ、これはきっと当たる。」と思える作品を見つけたんだよ、ほれ、マイページ開いたらくっ付いてる”注目の作品”てやつな。あの欄で。(普段は完全にシカト、目に入らない欄)


 たまーに、レビューの文言とかでアタリそうなの混じってると目が行くんだけど、そんなに興味がないからポチ(読みに行く)することもないわけですわ。


 ところがだ、今回見つけたやつ、ついついポチしちゃったのよ。読みに行った。


 だいたいピクのグループだったら絨毯爆撃で投下された作品ぜんぶに講評書いてたからこういう時もほいほい講評混じりのレビュー置いてくんだけども、カクヨムでは講評とかしないできたから、いきなりそんなの迷惑だよなぁ、と思って。


 アタリそうだからこそ、直したらいいのに、て点ばっかりが目に付くわけよ。


 設定はすごくいい。目の付け所がいいと思ったの。テンプレ異世界モノからほんの少しだけズレていて、昨今流行りのノスタルジーもくすぐってるからウケるだろうと思ったんさ。異世界モノそのものを他人事感覚にチャカしたような?

 …ただ、文章がマズイ。


 この”文章がマズイ”てのも、下手だっていう意味じゃないんだよね。企画というか、読者にもたらす読み心地というか、そういう計算が、作者さんが思ってるのとは違う状態だろうから、惜しいというか。計算違いで読み辛くなってるの。中途半端に文章力が付き始めてる時期の作品だからじゃないかと思うけど。


 なまじ文章力が伸び始めてる人は、こういう計算とか打算が出てきてさ、それで、文章力ない人よりも不利に働くことがあるんだよねぇ。ない人は選択肢がそも、ないから。だけど、その選択した方法が、ちょっと作者さん的にはまだ使いこなせないのかな、という感想。


 ”俺”の一人称なんだけど、この視点主はいわゆる自身が観客に観られていることを意識している状態ね。メタ一人称視点、というか。ところが、この特殊な一人称は、実は普通の一人称と同じようには書けないのです。読者の混乱が甚だしいから。

 視点がメタに寄る際に、いちいち注釈で、読者の意識も誘導してやらんくちゃいかんっていう、面倒臭い一人称だったりしますわ。

 だけど、作者さんはそれに気付いてなくて、普通の一人称で書いてるんで、読みにくい。計算がおもくそ必要なのよ、メタ一人称って。


 たぶん、指摘して細かく場面ごとに編集アドバイスすれば化けると思う作品。


 お節介だし、最後まで責任も持てないしで、ここでだけ書いておきますわ。





 読みたい人へのヒント:アナコンダ






 今、「ランボー」観てんの。思ったんだけど、ランボーが居る密林って、こえーよな。敵方設定だと。

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