わたし、今、何が読みたいんだろ
なんかねー、カクヨムをうろうろしてても作品を読もうみたいな気分はまったく起きてこなくって、結局、エッセイからしか掘り掘りしてないんよね、最近。
皆、言ってるじゃん、エッセイは読まれやすいって。その通りだわ。
なんでかなーって。
異世界はもとより、現代舞台の物語でもさ、ちょっと敵が壮大なの予感させると、こう、すーっと熱が冷めるんだよね。あー、ハイハイ、勝手にやって。て。
そこへ、能力者だの超常現象だの絡んできたら、さらに興醒め。なんでだろ。
今日からゲゲゲの鬼太郎が始まったんで、観たんであるね。いいよね、ホラー風に始まって、リアルに寄った距離感で、妖怪はほんとに居るかもしれないよ?的な切り口で始めてくれて、疲労感も覚えず楽しく観れた。(笑
けど、ラストになんか、壮大な敵登場っぽいフラグが出てきて、ちょいウンザリもした。日常系とか人気が出てきたあたりから、世相はこういうのもウンザリになってきてるのかも知れないよ。ハイロー人気は、実はノスタルジーが正体だと思われるし。
異世界とか壮大な敵設定とかって、かつてSFが衰退した時の理由と同じなんよ。だんだん現実と乖離してって、ドリーマーなその姿勢に付いていけなくなるっていうかさ。夢は大きい方が楽しいってのは、リアルの生活でまだ疲れてない人だけの話でね、夢を見るのだってエネルギーが要るわけでさ、「ゲームでまで面倒な作業なんかしたくない!」て文句が昔聞かれた、それと同じ現象があるわけで。
輝く未来の壮大さなんてのは、ドリーマーがスキップしてる状態なわけでさ、現実主義に近付くほど、夢見がちなその態度は褒められないじゃん、それでウンザリなんだわ。夢語るのもたいがいにせぇよ?て。光り輝く明日が信じられる年齢なんて、年々低下してってるじゃん、塾に試験に暗澹たる将来の青写真に、て。おまけに誰か他人が描いたドリーマー夢想でしょ、それ。付き合ってやる義理も感じねぇ、て感じでウンザリなんだよ。
じゃあ、ハイローは何が違うの?て言われたらさ、あれは、かつて本当にあった世界で価値観なわけよ。懐かしんで観られる世界なのよ。ドリーマーじゃねぇんだよ。未来に夢が描けない時代にさ、光り輝く未来ベースなドリーマーたちの夢想なんか疲れるだけなんだ、ますます現実を思い起こさせてウンザリなんだよなぁ。別の世界があったらなぁって思考が、このクソな現実を彷彿させるから、ウンザリだ。
てなわけで、だったら何が読みたいんだろ、と思って。
この現実で、希望とかはもういいよ、て気分だからもっと別のもんだよ。あー、だけど三代目JSBのライブDVDは元気出たから、きっと今実際に頑張ってる人のことは素直にステキだなって思えるから、だからエッセイを漁ってんだろな。で、それ以外だとノスタルジーに過去を眺めて、あの時代はよかったよねー、てやるのも素直にステキだなって思えるから、ハイローとか古本屋の本とかなんだと思うわ。わたしは、だけどね。
アベンジャーズとかもそうなのかも知れないね。古き良き時代を懐かしみつつ、新しい切り口とか技術とか。キングスマンのヒットも、そこがキーかもなぁ、なんてね。
このクソな現実世界だけど、どっかでは頑張って小さな夢を守ってる人がいるってのが、なんか刺さる設定な気がしてんのよな。右向いても左向いても逃避だらけの、自分もこうして逃避で書いてるよーなもんで、だけどそんな中で逃避じゃないのを見ると、よーしがんばろって思えるというか。ライブ良かったて話。
モンハンとかさ、コナンとかさ、安定して売れる作品ってのはノスタルジージャンルなんだよな。モンハンは異世界じゃない、もうじき20周年迎える古参ジャンル。ノスタルジーなんよ。それでいえば、異世界じゃないどこか過去の時代の話もノスタルジー。あっちもこっちも、どんどんノスタルジーに傾いている気がするよ。
ちょっと前、昭和世代のおじさんおばさんが昭和歌謡でブームで、ってなっててさ、それが拡大してきた感じに思う。だけど、今、この平成の代表的なイメージって何か残りそうかい?て。さらに先の時代になって、今の平成の若人たちは何をノスタルジーに据えるのかなぁ、とかも思ってる。一世風靡したものって何がある?
……ガチャ?orz
けども、ラノベも初期世代の作品群はそろそろノスタルジーに突入してる気がするわ。はるひとかキノとかが懐かしく語られるようになってきたよね。ロードスとかアルスラーンとかはラノベに含むとなると首を傾げてたけど、はるひやキノは堂々とラノベ名乗れるもんね。それが懐かしがられる時代は来てるから、どう影響してくかは興味がある。老舗も登場してきた、入れたら文句来るかもだけど型月はラノベ括りでいいんでないかなと思うし。昭和が終わってもう30年なんだからさ、そろそろ平成もなんか残してかなきゃだよね。
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