ネットは偏向型ソーシャルという自覚

 情報源媒体をネットに依存していた時期があって、テレビ1:ネット9くらいの割合に近かったんだけども、早朝にラジオを聴くようになって「はっ、」と気づいたのですよ、最近の音楽事情にまったくついていけてないって。


 音楽だけでなく、アニメ事情もゲーム事情も最新の断片すら入ってこないんだよね、ネットという媒体は。深堀りするには都合がヨロシイのだけども。


 その間に何をしておったかといえば、小説論と、なぜかフェミニズム関連とを深く掘り下げておりまして、そこから横へ伝わってく感じに哲学だののトンネル掘ってましたが。(必要なければやらんと宣言した割に哲学は面白いからついつい要らんトコ掘り掘りしてしまうのよ)


 政治家が、最近の選挙対策に打ち出しているのは支持基盤の専守防衛ともいうべき策で、ちょっと前にはまだあった浮動層へのアプローチってのはいよいよ棄ててきてるわけですが、つまりジジババばっかり配慮して若い層は無視した政策ね、あるいは主婦層とか中堅家庭持ち層は配慮するけどシングルのほんとの新人層はほぼ見捨てたような態度。

 あれがなぜかってのが、最近の関心だったのだけど、ほら、浮動層は数がものすごい割に選挙行かないじゃん。で、奴らを動かすのにかかる費用だの仕掛けだのを作る方が、割に合わんのよな、計算してみても。


 そのせいだ、てのが解かったのよ、ある日、ポン、と。ハイローのお陰かもだけどもね。ハイローってのは、浮動層を含めたエンタメの隣接ジャンル同士からも人を動員してくる為の仕掛けってのがすごく考え抜かれているんだけども、それでもバズらなかったとも言えてしまうんだよね、君の名はに比べたら、やっぱ完全に、大型ブームにまでは至らなかったと言ってしまっていいわけで。

 だけど、費用とか仕掛け自体は君の名はに比べたら雲泥なわけだよ、人工的に作り出そうとした、その為の労力は自然に起きたブームの何倍だったか知れないわけ。それがまぁ面白いとかドリームとか言えるんだけども、逆手にとって、人為的には作れないと知れてしまったわけでもある。


 革命は、人為的には作れないのよ、良くも悪くも。


 つまり、政治の世界で何が起きているかっていうと、ギリギリのラインを見極めた革命に至らない最低限で、組織化されていない浮動層にどんどん皺寄せをしてしまおうという動きだわ。


 それに都合が良いのがネットだ。ここに入り浸っていると、大局が見えなくなって、分断された狭い界隈の情報しか入ってこなくなる。一方通行のメディアではあるけども、ラジオやテレビとは違い、チョイスがものすごく限定的でそれ以外は一切入ってこないからだ。ラジオ、テレビはまだ向こうがチョイスする重大ニュースなる他情報も入ってくるが、ネットは完全に遮断される。


 つまり、ネットだけで情報を入れている人間は、存在しないとして計上しなくても済んでしまう。本人はその情報がまず入ることのない部外者だからだ。ネットから出てこない限り、彼らは数の内に入れなくていい。

(三段論法とワープ航法ミックスな書き方をしてるからチンプンカンプンすか? 私は解かってるから書き換えはしない。作品書けそうだわ、これ。)



 うーん、すごい世界になってきたな。SFだ。(笑

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