リベラルと言われた事はあるんだ…

 あれは高校のクラブ活動中だったか。その頃に書いた小説を読んだ頭良い友人が、「リベラルだねぇ、」と言ってさ。けど、リベラルっての、授業では習ったけど友人ほど深い理解なんざしてないから解からんかって、そのまま放置したのさ。友人は当時からすごく難しい本を好きで読むヤツだったから、リベラルってのはあのリベラルだろうと思うし、私が知ってた表面的な教科書知識リベラルとはベツモノだわ。


 んで、ちゃんとリベラルをリベラルで認識してると思しきアカウントさんが呟いた一言でなんかちょっと理解が深まった。曰く、封建主義というのは肉体的に頑強な方の性が、柔軟な方の性を守る為に家庭という防御壁の中へ押し込めた、というような事を仰ったのね。これ、学校で歴史を学んだ当時には自身の中にその感覚があったなぁと思い出してさ。


 もともと映画だの時代劇だの好きで幼少時から観てきたし、昔ってどんだけ血生臭いかって想像が無意識にもあったんだよね。うん、「300」って洋画、話題作だし観てみるといいよ、血生臭いって意味が解かると思うわ。

 中世までの世界ってどこもかしこもあんなんなわけよな、程度の差はあれど。弱肉強食の野生とさして変わらんというか。そしたら、分業として、弱いのは中に入れとけ、むしろ外出したら邪魔だ、くらいの論理は出てくるし、もっというと、男は男自身で、ある意味自分たちは消耗品で女さえ居れば存続するんだみたいのはあったと思ってたな。宝石扱い。だから余計、奥へ奥へと囲い込むし、所有したがるとか。

 女を所有することで、男は存在理由が出来る、みたいな捩れた理屈を見てた。


 だから、女を解放できるのは男で、その開放はまた男自身の解放でもあるって。


 そういうことを高校当時には漠然と考えていたなぁと。懐かしす。(笑


 うん、なんつーかさ、野生動物の主だったもの、どれを見ても人間みたいに片方を押し込めるみたいな生態のヤツはないなと思っててさ、それで言うと、きっと人間は頭の良さでヘンに捩れた生態になっちゃったんだなみたいに思ってたのよ。野生の、弱肉強食から逃れようとした故の捩れ、というか。だから自然なのは野生と思っていたし、のほほんと野生が正しかろうとも思ってた。

 それで、その作品は何をテーマに書いたんだったか、もう忘れたけども、根底にはそんなこんながあって、それで友人は私をリベラル認定したって話よ。(笑


 フリーダムが極まるとさ、「己の身は己で守れ、隣は見るな。」なんだよな。ハードボイルドよな。殺伐。歳取ってきて、さすがにコレは厭だなぁと思ってる。(笑



 ちな、「女性だけの国」やってみればいい派かな。私がフェミ嫌いだってのとは無関係に。そんで、回んなかったら辞めりゃいいんだよ。出たいって人が居れば出してあげてさ。それで過疎って自然消滅ならそういう感じだったんだなーて理解でいいし、繁盛すればしたでいいんだし。適宜ルールには改良を加えてさ、んなもん、新しく何か始めるってそういうもんじゃん?(笑


 一つのデータとして、きっと他の色んなトコでも活かされる実験になるよ。

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