政治に関わるテーマでやりたかった。

 ボツにした「編集W」向けの作品、政治家の理想とかそういうのを書きたかったのですよ。ちょっと綺麗ごとに近いけどね。現実とのせめぎ合いに、時にひき潰されてしまいそうな、彼らの理念というか。綺麗ごとかもだけどね。

 台詞で、これを小林議員に言わせたいってのが二つあって、一つはモロにラストだからネタバレで出せないんだけど、もう一つは父の小林純二議員が言ったという設定の演説なのです。


「奢るなかれ! 過ちを忘れるなかれ! いや、むしろ愚かであることを誇れ! 民衆が自身を、過去を忘れえぬ限り、民主主義は生き続けるのだ!」


 これだけだと、民衆は愚かだ、とだけになって誤解を生むけど、本当は民衆が衆愚に陥ることを危惧し続けるならば民主主義はどこまでも正義であり続けられる、という意味合いのことを言った後の、決めの台詞。もっとブラッシュアップしないとね。


 これを出したいんだよね~。世紀の演説と言わしめた、みたいな。(笑




 私は政治家だけでなく、すべての人を色眼鏡で見たりはしたくないのだ。

 イデオロギーなどドブにでも捨ててしまえ。

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