表現の自由規制と行政への要望嘆願

 プロ市民がこれからは国家の「敵」となっていく。新しいテロルだな。


 行政関係者は、これを善意の人とは見做さないことが肝要だ。本当に末世というのは凄いね。私は仏教書を一種の預言書と思っているけど、なんせ書いた人も研鑽していった過程もほぼ哲学だから、見事に嵌まるというか、後付けであれ、嵌まるのが怖すぎなんだけども、それでも末法の世というので、善が実は悪であるみたいな解釈が立つのだよな、末世になると。それだけ世界秩序が複雑化してしまう。


 良かれ、が悪にも繋がってしまう、一筋縄ではいかない時代。


 千葉の市長さんは板ばさみだ。良識ある人々は二派に真っ二つだ。一つは論理派でありまっとうな理屈で判断するが、もう一つはどこまでも感覚派でありどこまででも感情のみだ。この感覚派を煽ってくるのがプロ市民だ。

 人が嫌悪を覚える部分を、ほとんど理屈は無視して、嫌悪=悪と決めてかかって判断し、多数決の悪しき部分の力を使ってゴリ押しに反対派を潰す。


 行政に関わる者は、どちらも平等に扱わねばならない。それを知っているから多数決に持ち込み、その多数にはほとんど問題に無関係な者やら思考がおぼつかない者まで引き込んでいくのが、プロ市民の汚いやり口だ。勝つためなら手段は選ばない上に遠望もない。浅はかなのに、彼らに操られる多数はそれ以上に浅はかだから、どうしようもない。


 行政としては、バカにバカとは言えないから、こういう輩は始末に負えない。これからの時代は、本当に大変な時代だ。バカのくせにプライドだけは高いバカが溢れている時代というのは、簡単に暗黒時代へも逆戻りする。

 中世の頃に比べ、人間は賢くなったと言ったが、社会の問題はそれをも凌駕するほど複雑怪奇で、ナナメ読みで理解出来るようなものなど一つもない。それが感覚派の連中には予測すら出来ない。自分が問題を理解するに追いつかない頭しか持たないと解かっていない。


 人間、自分が愚か者かも知れないという疑いと怖れは失くしたくないものだなぁ。



 どれだけ教育水準を引き上げ、人々が賢くなれば、人類にユートピアが訪れるのだろうか、なんて言葉がふと浮かんだけど、これネタになんねーかな。(そっちかい)


 トランプ大統領の発言もな~。それ、プロ市民からの要望じゃない? 本当にイスラエル全市民がそんなの望んでいるの? この時期、何も解決してないのにゴリ押してまで、やってしまえという望みなの? と思うわ。連中はそれで戦争が起きて何億が死んだって、自己満足に浸る連中だよ? 大統領。

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