最近のWeb小説は、どうも「異世界転移モノ」の選出会場だ。

 ビジネス観点でモノ言ってるけどね、本選が「小説家になろう」会場で、その宣伝とか予備選に他のカクヨムだのエブリスタだのあって、読者選考が行われ続けているという状況に近いと思う。期限なしの「異世界転生・転移モノ」ネット大賞開催中。


 だから、他の、例えば出版社の肝いりでネットを介さずに出した作品なんかは爆死するし、本選であるなろうをすっ飛ばしたカクヨム発作品なんかも爆死してるよーな気がする。本選はあくまで「なろう」。


 この狭苦しい状況、いつまで続くんだろうねー。どんな影響が出てくるのかも解からないし、あんまり良い状態じゃないような気がするね。



 でもこれ、同じくビジネス観点で見るとすごく攻めやすい状況でもあるよね。片方では大歓迎の一部フリークが居るものの、大勢はうんざりしてるんだから。

 ネットからデビューを狙う人はますます狭くなる異世界系一択になり、ますます異世界系だけは質が向上していくという流れにもなると思う。異世界系が繁栄するのは結構だし羨ましい限りだけど。反面で他のジャンルは読み手も書き手も少なく盛んじゃない、向上の機会が少ない。向上の機会っての、大事なんだけどなぁ。


 異世界系だけ発掘に行って、他は今まで通りで、て方針をすでに取ってるんだろうかとか色々と考えるよね。リサーチしてきた本屋がだいたいラノベ縮小なのを見るに、どういう現象が起きているのかイマイチ読めないわー。


 ネットを見てると、異世界大流行としか見えないんだけどね。本屋をリサーチしたらほぼほぼ下火ってのが如実に出てるんだけどさ。どっちが本当なんだろうかと迷うね。どういう現象でこうなっているんだろう、不思議。

 深夜アニメは知らんけど、昼夜のテレビ番組表やCMの傾向を見ても、もはやファンタジー系は時代遅れとして他へシフトしていると見えるんだけども。

 20年前にタネが撒かれたものがそろそろ収穫を迎える、というサイクルが時代の常なんで、次に来るのは20年前に始まったモノ、なんだけどね。何だろうかね。

 スレイヤーズとかの後に来た何かだ。ファンタジー系ラノベの次に何が来たっけ?


 海外じゃまたSFのガジェットが息を吹き返してきたし、3Dがそろそろポピュラーになってきたから、バーチャル関連のなんかだろうか。うーん、読めん。


 ところで、最近、書き方講座が大盛況ですが、これはまたそのジャンルのオワコン信号とも言われております。ハイ。ご注意。(笑


 参入障壁が下がれば、需要供給で供給過多になり、市場が崩壊するんだよね。そしたら需要のレベルが激アップして、品薄市場へ流れ込むわけっす。それがゲームなのか音楽なのか何のレジャーかは解からんけど。ビジネスが冷え込むと、アマチュア活動も冷え込むのね、テコ入れが減るから。


 次は音楽シーンだろうけどなぁ。何がどう作動してくかは全然読めない。(笑

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