ラノベゲームツクール始動

 物事を成功させるにはネガティブな想定を回して丁度、みたいな話をどっかの偉い経営者がしてたんですな~。


 なもんだから、ネガティブにネガティブを重ねて今後の出版ギョーカイを予測!!


 いや、カドカワさんがさー、ラノベという小説ジャンルをついにソシャゲに叩き売ったな、という感じの事件が起きてたから。


 皆さんご存知ないでしょーが、昔、「ネダンゴ」という愛称で呼ばれたゲーム製作ソフトがあったんじゃよ。それの後釜で出てきたのが、も少し有名な「RPGツクール」ですよ。知ってる人もも少し増えるだろ。


 ゲームを、ユーザーが自分の好きに作れてしまう優れものソフトです。それもすごく簡単に。コイツのソシャゲゲーム版が作られたのだよ、要は。それも、グラブルっぽいのが積み木みたいな感じで作れますよー、て売り込みだ。もうラノベを志して文章勉強、とかが要らないの。感覚的に作れるからね、アレ系は。


 キャラも考えなくていい、地の文なんかまるっきり不要、ストーリーさえ頭の中にあれば、あとはエディタにぽんぽんとテンプレのトークンを放り込むだけですよ、てな具合のお手軽さだと予測。


 すげーの投入してきたな、カドカワ。


 えー、もっと詳しく説明するとですな、実際にツクールと同様かは解からないけども、最初からテンプレートとして、完成されたキャラクターと風景やら、場合によっては戦闘システムみたいなもんが用意されてるわけです。


 つまり、作り手はレゴブロックを組み立てる感覚で、パッケージ内のキャラとかスチール(背景画)を組み合わせてシーンを作り、そこにセリフだけ書き込めばいい、って感じね。

 したら、グラブルのイベントシーンみたいなあの会話劇が簡単に作れてしまうんだろうと思います。あの開発状況の画像の感じだとね。


 こういう系統の創作って、ツクールもそうだし、ネダンゴもそうだし、あとカードワースっていう老舗もあるんだけど、これらよりもっと簡単に作れるのかも知れない。多少プログラム知識があった方が色々遊べるけど、なくてもぜんぜんオッケーな感じで、それこそブログでスキンを選択したりパーツを付け替えたりっていうお手軽さで、が作れるってことじゃないかと思いますわ。


 しかも、スマフォで簡単に、て書いてあるじゃん。うわー、ラノベ読者をさらに減らすか、カドカワ! どこへ行こうとしてるんだ、いったい。


 一部クラスタの間ではすでに、立ち絵に関して外部インストール可能だったら、無断転用だの盗作だのの事案が続発するなという予測が為されてます。

(勝手に他人が描いたキャラを例えばピクシブとかから借りてくんなよ~)


 いやー、予断を許さぬ展開だ、事実はかように面白いか。(笑



 現状で、ラノベというかWeb発表の小説全般で言えるのは、内輪のクラスタ文化に移行して、イメージ的には大昔の「回覧状態でグループ内の回し読み」状況に近付いていってると思われるってトコでして。お付き合いで読むモノって位置づけにどんどん近付いているなと感じますね、ツイッター小説が流行ったと思ったら、マストドンの登場で文字数が増えた上に、場所の分断がさらに深まって。


 お祭りはパーティになり、気の合う仲間内のホームパーティになり、という推移。


 で、流行り追いの人々の大移動を促す感じにソシャゲツクール発動して、今後どう動いていくのか、てのはちょっと解かんない感じかな。(だけど、画像の数が数万規模で揃ってないならコケると予言しておくよ。CW界隈を視察してみりゃ解かるけど、キャラ絵でもアイテム絵でもこういうツール系は数が勝負だし)


 てなわけで原稿書きに戻りまーす。


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