最近の、他者降ろしの方法は正義ぶるよね。

 最近、なんだかすごく妙だなと感じて気持ち悪かったことがあって。正体が解からなくて、気持ち悪いんだけどなんとも言えない感じだったのよー。


 ようやっと尻尾を掴んだ感じだ。(笑


 例えばラノベの件が顕著なんだけど、文学とラノベを比較して、違うもんだと言ったら怒る勢力が居るんだな。どっちも同じ小説だ、とね。あるいは文学は別カテゴリとしぶしぶ認め始めたけど、今度は一般小説とラノベを違うと言ったら怒る。

 いや、違うだろと思うんだけど、ああだこうだと理窟を並べて、しかもその理窟がなんつぅか差別はイカンとか何かそういうスットコドッコイな理窟がベースにある。


 おまえら、アレだろ、ようするに自分でラノベが低俗だと認めてて、それで差別すんなとか何とかヘリクツ捏ねてるだけだろ。低俗がなんかカッコ悪いとか思ってるんだと思うんだが、低俗とカッコイイ悪いをなんで結びつけるのかが、ちょっとね。


 低俗なモンと高尚なモンとがある、それはそういうもんだと言うだけの話だが。


 ヘンテコリンな劣等感だな、と思うんであるね。けど、そういう奴らは本当に邪魔だからどっか行けと思ってしまうんだ、最近はまた巧妙におのれの好きなモノが低俗であるという事実を誤魔化そうとして、歴史改ざんじゃないけど、カテゴリ改ざんを企んでいるのが本当に邪魔で邪魔で。

 で、そいつらの使う常套手段が、さっき書いた、高尚低俗の区別を差別だと言ってね、人々の情報操作を試みるあたりがね、ほんと憎たらしい奴らだと思う。


 差別、という単語を使った意見があったら、情報操作を疑った方がいい。



 ラノベと文芸と文学は、お絵かきソフトの色相グラデーションのアレだよ。


 ラノベが赤とすると文芸は青で、文学は緑だ。それぞれの中心部は完全に違う色だけど、グラデーションになってるから地続きできっちりと枠に嵌められない。そのイメージを解かってるくせに卑怯者が、定義は、例題は、と無理な事を言うんだよな。

 完全赤なモンとか完全青なモンとか完全緑とか、ないの解かってんだろ?


 そういうトコが、あいつら嫌いなんだ。



 日本人の和の精神、っつうか、なぁなぁの精神っつうか、皆いっしょでいいじゃない、みたいな? 無理に区別なんてしなくていいじゃない、みたいな? 区別とか考えなきゃ論争も起きないし、平和なのよ、みたいな? ……気に食わん。


 横一線に並んどけ精神、出る杭は打ち付けてでも横一線、皆で仲良くゴールだよ精神。みんな違ってみんなイイ、だから優劣なんてないんだよ、てか。


 なんか、ゆとり教育の否定から一周回って、あの手この手で横並び画一社会を目指してるよーな気がしてたまらんね。


 一周回って、サザンのミス・ブランニューディなんだろうか。

 街でよくあるタイプのきみよ、てか。



 私は高尚な文学とかは無理しなきゃ読めんのだけど、トルストイとか眩暈がしそうだしたぶん睡眠導入剤代わりになるんだろうけど、だけど、求めてんのは『一般文芸とラノベの真ん中あたり』だもんだから、本当に困るんだよ。


 一世風靡した「謎解きはディナーの後で」とか「タレーランの事件簿」とか、あの辺の文章のテイストを求めてんだが、探し辛いんだよ! 文章が違う、つーても通じないし! あの辺りはきっと世間でも求めてるはずなんだよ、乙一さんとか赤川次郎系だもんって! だけどラノベでよく名があがるヒトタチじゃないんだよ!


 分けてくれよー、といっつも思うのであった。マル。



 舞城王太郎氏とか、西尾維新氏とか、あのへんの人の作品も触れてみたけど、違うんだよ……。orz


 大沢在昌先生の「アルバイト・アイ」シリーズ、むちゃくちゃ面白いよ。探偵モノ

でも、ああいうのが好みなんだけどな~。

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