2017年

紅白歌合戦のジレンマ

 もともと、白組には大々的な組織票不正が囁かれていた、を前提に。


 視聴者投票がなかった時はなかった時で、赤組と白組が交互に優勝。


 視聴者離れの対策として視聴者投票が組み込まれたという経緯があった。


 でも、今年はほらジャニーズごたごたで、組織票の動きが……。


 だから、視聴者投票のあの差にしても純粋に、あの番組での評価とは言い難い。


 だからと言って、審査員10名10票に、お茶の間と視聴席の合計で1票ってのは格差があまりにも大きく、ほとんど視聴者票は価値がないということで。


 正月早々から、トゥゲッターでもわいのわいの賑やかになってるけどね。


 これは投票での決定というもの、そのものの欠陥が露呈されただけだよね。


 民主主義は、軍国主義とか帝国主義とかと同じくで欠陥品なのだという、それだけの話で、民主主義バンザイしてる人々に冷や水ぶっかけた大晦日でしたね。


 民衆に任せると、判定基準を無視して感情だけで判定をする危険があり、代表者に任せると、代表者だけの都合で民衆全体を無視する傾向がある、という話。

 代表者をなぜ選ぶのかといえば、妥当な判断を下せないような者が間違って判定を下す危険を無くすためであって、それは民衆全体の何割かは判断力に問題があるということを民衆自体が認めているということ。

 選挙制も、免許も、そういう認識の許にある制度。

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