　ヒラリー氏は、なんかフェミニストによく見られる、女性擁護が行き過ぎて逆に他の方面では平気でレイシズムを振りかざす人なんじゃないかという疑いを持ってたんで、日本としては付き合い方が難しいだろうなと思っていた。

　で、トランプ氏はレイシズムはまったく心配ない代わりに、極端なビジネス思考で一筋縄ではいかないだろうなと思っていた。頼りは彼の家族たち。諌めるのに手っ取り早いのは彼の家族達を頼ること。

　まぁ、今回のことは「理想主義の敗北」の第一歩だから、これから人々は嫌でも現実と向き合うことを余儀なくされるわけで、今までのように逃避は出来なくなるだろう。

　これはしかし、結果でいうなら良いことだ。色んな、停滞していた地球規模の大問題が嫌でも進展していく。これを邪魔していたのが理想主義だからね。理想主義は本来から外れて害悪の域にまで歪んでいたから。

　日本はオバマ氏の時以上に立ち回りが難しくなるねぇ。

　日本が注目する点は、ヒラリー氏が敗北した原因は理想主義であった事、トランプ氏が勝利した原因は彼がビジネスマンである事、というものを重く受け止めるべきだと思う。手ごわい人が大統領になった。

　TPPでリードしていた分野までが白紙に戻されるだろう。彼は手ごわい。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい