第37話 イメージボード

 皆さま、いつも ありがとうございます。


 作品を思いついたとき、皆さまはメモなどアイデアを書いておられることと思います。


 私も、一時期はメモ魔でございました。


 また、長々とメモに書くよりも、一場面の絵を描いて、そのまま憶えておくようにすることもあります。


 屋敷内の図を描く。


 世界地図を描く。


 登場人物のイメージ画を描く。


 少しでも絵が描けるなら、小説を書くのに便利なものです。


 何しろ、中学生のころは、自分で挿絵も描きたいと思っていたぐらいですから。


 はい。皆さま。


 ここ、大笑いするところですよ?


 小さくふきだすなんてしないで、豪快に笑ってくださいね?



 アナログな私は、色鉛筆で色彩をつけます。モノクロで満足することも多いですが。

 色鉛筆は手軽だし、安価だし、肺にも咽喉にも優しいし、ほのぼのした雰囲気になります。

 スケッチブックに、是非、色鉛筆を使って絵を描いてみてください。きっと、それを文章にしたくなりますよ。



 記憶に残したいアイデアの場面を描いておくと、そのときの登場人物たちの言葉も、結構、頭に残ります。なので、より強くイメージを膨らませたいときにも、この方法はぴったりです。


 絵にしておくと、描写も細かく浮かびます。

 同じ理由で、画像検索も好きです。


 ヨーロッパのお城とか街並みとか、イタリアはヴェローナにあるジュリエッタの墳墓などは、画像検索で仕入れたものです。そこに自分の想像力を追加して、小説内で描くのです。


 手書きの絵でも、パソコンで描いたものでも、画像や写真でも、作品にかかわるイメージを取得しておくのは、オススメです。


 取材で行けた場所は、デジカメで写真をめいっぱい撮っておきましょう。そこに妄想を乗せていくことの楽しさは、前回のお話に通じます。


 はい。


 イメージボードや写真、絵画は、妄想の柱であり、屋根であり、壁です。室内は絢爛豪華なイメージでいっぱいです。


 妄想が形になることの、どれほど悦ばしいことか。


 

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