六品目 グーラグーラの包み焼き


 男は腹が減っていた。


 今の季節は春の終わり、ちょうどアレが現れる季節だ。

 数日前からアレを目当てに友人のところに泊まっているが、恐らくは今日か明日には姿を見せるだろう。

 もう少し念を入れて愛剣の手入れをしておこう。湿地帯が多いこの地では、金属の武器は傷みが早いのだ。この地の戦士達は獣の爪や牙を加工した武器を使うが、慣れない武器を使うのは怪我の元だ。頼めば貸してくれるだろうが、使いこなせるとは思えない。


 「湿原の生き物が今朝から騒いでいル。恐らくは今日中に来るだろウ」

 「そうか」


 間借りしている家の主、蜥蜴人の戦士であるム=ガウの言葉に静かに頷く。

 ム=ガウの見立てなら確かだろう。この赤蜥蜴族の中でも一、二を争うほどの実力と経験を持つ古強者だ。湿原での狩りに関しては己よりも経験が深い。


 「来たナ」

 「噂をすれば、か」

 家の外がにわかに騒がしくなってきた。アレが、グーラグーラが姿を見せたのだろう。


 装備の点検は万全だ。

 それでは、今日の晩飯を狩りに行くとしよう。


―――――――――――――――――――――――


 オレの名はム=ガウ。

 父であり族長である偉大なるミ=ガウの子。赤蜥蜴族の戦士だ。


 オレ達赤蜥蜴族は、偉大なる父祖より代々受け継がれたこの湿原に生き、そして死んでいく。そんな暮らしを何百年も前から続けてきた。この湿原はオレ達の一族にとって世界の全てだったのだ。


 だが、十年ほど前に転機が訪れた。

 とある人族の国が湿原に攻め込んできたのだ。

 それまでの数百年、人族と赤蜥蜴族は基本的には関わらず、時折小競り合いはあったものの大きな争いというものはなかった。

 だが、代替わりして国を継いだばかりだという人族の若い女王が、己の権力基盤を確かにする為に、肥沃な資源を有する我らの土地に目を付けたのだ。


 無論、簡単に負けるオレ達ではないが、金属の鎧に守られた人族の戦士達は難敵であった。大牙鰐の牙を加工した槍と卓越した技量があれば、重厚な金属の鎧であろうと貫くのは不可能ではないが、数の差というのは埋めがたい。誇り高い蜥蜴人の戦士達は一人、また一人と倒れていった。

 当時、まだ成人したばかりだったオレも槍を取り必死に戦ったが、未熟で頭に血が上りやすい性質だったオレは一人だけ突出して仲間からはぐれてしまい、敵兵に囲まれてしまったのだ。

 もはやこれまでと覚悟したオレは、せめて一人でも多く相手を道連れに死ぬ覚悟を決めたのだが……その時だ、オレが獅子の名を持つ人族の盟友と出会ったのは。


 「気に入らん」

 オレを囲む敵兵の中にいた盟友は、そんなことを言って一人だけ前に進み出て、オレを庇うかのように立ちはだかった。そして二言三言他の人族と言い争った後、あろう事か、つい数秒前まで仲間だったハズの人族の兵に斬りかかったのだ。盟友は裏切りを誹る声に耳を貸さずに剣を振るい、味方だったはずの連中をたちまち皆殺しにしてしまった。

 当然、周囲にいた他の人族にもその裏切りはすぐに知れ、盟友は大勢の人族の兵に囲まれたが、それも先程と同じように斬り捨てた。オレの牙槍と同じくらいの長さがある剣を縦横無尽に振るう様は、まるで荒れ狂う暴風のような激しさだった。

 その時のオレはというと、情けない事に呆けたように立ち竦んで動くことができなかった。その時は何故盟友がオレを助けたのか分からず混乱していたというのもあるが、それ以上にオレは感動していたのだ。父以上に強い戦士などこの世に存在しないと信じていたオレの常識は、この時完全に吹き飛んだ。

 オレが我に返ったときには周囲には人族の兵は一人もおらず、そして盟友の姿も既になかった。




 次にオレが盟友と再会したのは三日後の事だ。

 人族の軍がどういうワケか数を減らし、精彩を欠いているのを好機と見て、赤蜥蜴族の精鋭が敵の本陣に攻め込む事が決まったのだ。オレもその決死隊の一員に志願した。

 一族の仲間達は人族の勢いが衰えた事を疑問に思い、罠を疑う声もあったが、オレは知っていた。説明しても仲間達には信じてもらえなかったが、あの時の男の仕業に違いない。


 夜が更けると同時に敵の本陣に攻め込んだ我らだが、意外にも敵の反撃はほとんどなかった。というよりも、周囲には死体や戦意を失ってへたり込んだ兵しかおらず、つい今しがたまで巨大な怪物が暴れていたかのような様相だった。

 ともあれ、これを好機と判断した我らはこの隙に敵将を討つべく敵陣の奥へと進んだのだが、既に戦は終わっていたのだ。


 三日前にオレが出会ったあの男が、巨大な剣を敵将と思しき少女に突きつけていた。

 この時の盟友は今思い出しても、どうして生きているのかが不思議なほどの有様だった。背や肩には何本もの矢が突き立ち、身体には怪我をしていない箇所が見つからないほどに傷を受けていた。だが、それでも男は、盟友はたった一人で一つの軍を敵に回して勝ってしまったのだ。


 あまりに衝撃的な光景に言葉を失っていた我らだが、敵将を討つまたとない好機には違いない。男が敵将を代わりに討ってくれるならそれでも構わないが、全身に傷を負った男はもはやただの一度も剣を振る事が出来ぬほどに消耗しているようだ。オレ達は敵将の少女に向けて槍を向けたのだが、


 「この女を殺そうというなら、お前らも斬るぞ」


 ワケが分からなかった。

 つい一瞬前まで殺そうとしていた相手を庇って、我ら赤蜥蜴族の戦士全員を敵に回そうというのだ。放っておいても死にそうな姿ではあったが、その相手を貫くような眼光を向けられると、とてもその男を敵に回そうとは思えなかった。

 仲間達と話し合った末、我らは敵将の女を見逃す事を偉大なる父祖と族長の名に誓って男に約束し、それを聞いた男は立ったまま気を失った。

 ここでもまた意見が分かれたが、詳しい事情が不明だとはいえ我らの勝利に多大な貢献をした男をそのまま見捨てる事は、赤蜥蜴族の誇りを汚すことであると判断し、気絶した男を我らの里に運び込んで治療を施したのだ。

 この湿地帯でしか育たない赤蜥蜴族秘伝の薬草により男は一命を取りとめ、そのまましばらく客分として里で暮らしていた。人族の軍も撤退し、父祖より受け継いだ土地に再び平穏が戻ってきたというワケだ。

 少々長くなったが、オレと盟友との出会いは、そんな物騒なものであった。



 なお、意識を取り戻した後に盟友に聞いてみたのだが、オレを助けた時も、あの女を庇った時も、その動機は共通して「弱い奴を寄ってたかって殺そうというのが気に入らん」というものだったらしい。「弱い」とはっきり言われて正直腹が立ったが、当時のオレに力が足りなかったのは確かだ。

 その悔しさがあったからこそ、盟友に対等と認められる戦士にまで成長できたのだから、結果的には変に世辞を言われるよりも良かったのだろう。勿論それより以前からも強さを求めてはいたが、鍛錬の質にも量にもどこか甘さがあったのは否定できない。



 そして、その戦を境にオレは湿地帯の外の世界へと興味を持つ事になる。父の許しを得て身体が治った盟友に同行し、各地を二年ほど旅をしたのだが、世界というのは予想以上に広かった。

 何度となく死ぬような目にもあったし、旅に出た事を後悔した事も一度や二度ではなかったが、今では全てが良い思い出だ。詳しく話そうと思えば一晩中だって語れるが、それに関してはまたの機会にしておこう。


 ◆◆◆


 グーラグーラ。

 別名を鉄嘴鳥てっしちょうとも言う渡り鳥の一種だ。

 その肉は大変に美味で、年に一度、春の終わり頃に羽を休めに我らの湿原にやってくる。その時期は一族の戦士が総出で狩りに出るのだ。

 また、この狩りは一族の若者の成人の儀も兼ねており、己の槍でグーラグーラを仕留める事で若者は一人前の戦士と認められるようになる。


 だが、グーラグーラを狩るのは並の獲物のようにはいかない。

 なにしろその巨体はちょっとした家屋ほどもあり、太い脚の蹴りは一撃で馬の首を折り、頑丈な嘴による一撃は鱗に覆われた蜥蜴人の頭であろうとも容易く割る威力がある。

 狩りは集団で行うが、怪我人は毎年の事であるし、死人が出る事も珍しくはない。特に功を焦った若者が迂闊に近付いて反撃を食らう事が多く、最後の瞬間まで油断は出来ない。


 狩りはまず槍でグーラグーラの翼を攻撃するところから始める。飛んで逃げる事を防ぐ為であるし、翼による打撃の威力もこれである程度軽減できる。

 続いて戦士たちで周囲を取り囲み、眼前の者が注意を引いている隙を狙って他の者が攻撃を加える。この時に頭や首などの急所を貫く事が出来ればそれで終わるが、急所を狙う技量のない者の場合は少しずつ出血をさせて体力を削る戦法を取る。

 先述のように、この狩りは成人の儀でもあるので大抵の場合はトドメの一撃を若者に譲るのが暗黙の了解になっているのだが、ほとんどの若者は技量の面で未熟な上に緊張もしているので、弱っているグーラグーラでも中々仕留める事が出来ない。トドメに手こずっているうちに反撃を受けはしないかと、見守っている戦士達はいつもヒヤヒヤしているものだ。



 現在、そのグーラグーラの狩りに我ら赤蜥蜴族の戦士と成人の儀を迎えた若者が三名、そして人族の盟友が向かっていた。

 三人の若者達は流石に緊張の色を隠しきれていないが、いずれも普段から鍛錬を怠っていない精強な戦士見習いだ。必ずやこの狩りを経て一人前の戦士へと成長してくれることだろう。


 そして、一人だけ人族であるのに参加している盟友であるが、これには事情がある。

 十年前の戦の際に重傷を負った盟友が我らの里でしばらく療養していた事は先述の通りだが、その時もちょうどグーラグーラが飛来する季節だった。だが、直前までの戦によって多くの戦士を失っていた赤蜥蜴族は例年のように万全の状態で狩りを行うことができず、貴重な戦士や若者を更に失いかねない為に狩りを中止する案まで出ていたのだ。


 だが、その時に怪我が治りかけで暇を持て余していた盟友が名乗りを上げた。オレも他の戦士達も盟友の強さは知っていたし、コレ幸いと狩りの手伝いを頼むことにしたのだ。

 結果、その年の狩りは大成功。

 また、盟友は他の土地では味わえないグーラグーラの味が大層気に入ったようであった。言い方を変えると、味を占めたと言い換えてもいいかもしれない。

 なにしろ、それからほとんど毎年のように春になると赤蜥蜴族の里を訪れ、もはや頼んでもいないのに助っ人の押し売りをしてくるまでになったのだ。オレが盟友と共に旅をしていた二年のうちの半分が経過した時にも、たまには里帰りしろだのなんだのと理由を付けて狩りに来たのだから相当なものだ。

 こちらとしても肉の取り分が少々減るくらいで実害はないし、なにより盟友には返しきれないほどの恩義がある。これでその恩が返しきれるとは思えないが、せめて精一杯美味いグーラグーラの肉を食わせてやるとしよう。


 ◆◆◆


 「そこダ、頭に槍を突き立てロ!」

 「うおおぉオ! やったゾ!」

 「見事ダ! お前もこれで一人前だナ!」

 今年の狩りに挑んだ三人の若者は皆無事に一人前の戦士と認められた。狩りの差配をしていたオレも一安心だ。


 「こっちも終わったぞ、ム=ガウ」

 「うム、ではそろそろ引き上げるカ」

 集団での狩りには加わらず、一人で何匹ものグーラグーラの首を景気よく斬り飛ばしていた盟友もちょうど一段落ついたところのようだ。

 ちなみに、以前に気になって聞いてみたのだが、この集団での狩りは盟友が言う「弱い奴を寄ってたかって殺そうとする」に当てはまらないのか確認したことがある。万が一にも盟友がグーラグーラの味方をして我らに剣を向けないとも限らないからだ。長い付き合いだが、コイツは余人には分からない理由でそういう事をしかねないので油断できない。最初は人族と蜥蜴人族という種族差に起因する考え方の違いかと思っていたのだが、単にコイツ個人がおかしいだけなので、他の人族の名誉の為にもそこはハッキリと明言しておこう。

 まあ、我らが生きている事から察しが付くとは思うが、結論から言うとその心配は杞憂であった。「弱い奴が強い奴に勝つ工夫をする事は卑怯とは言わないだろう」という事らしい。

 確かにグーラグーラは強く、一対一で勝てる者など百人以上もの赤蜥蜴族の戦士全体でも五人いるかどうかだろう(その五人の中の一人はオレだ)。そういう強者を囲む場合は別に「気に入らん」とはならないようだ。




 今年の狩りでは九匹ものグーラグーラを狩ることが出来た。ここ五年の中でも一番の大猟だ。

 普通の鳥の捌く時のようにナイフでは小さすぎて歯が立たないので、グーラグーラの解体には通常ノコギリを使う。まあ、ここ数年は盟友がその大剣で大雑把に切り分け、その切り身を普通のナイフで切るという横着な方法が定着しつつあるが、その方が手っ取り早いので何も言うまい。

 一匹一匹が家屋ほどに巨大な鳥なので、幾ら我ら赤蜥蜴族の戦士達や盟友が大飯食らいだろうとも一度に食べきることはできない。大半は燻製や干物に加工して保存する事になるだろう。


 だが、一年の中でも、新鮮な肉が食べられるこの時期にしか味わうことのできない料理というものがある。盟友も十年前にその味を知って以来ずっと虜になっている料理、すなわちグーラグーラの包み焼きだ。

 湿地帯の沼地に浮かんでいる大きな蓮の葉を取ってきて、塩とすり潰した香草をまぶしたグーラグーラの肉を包み、肉を包んだ葉を更に粘りのある泥で包んで火に入れる。手順としてはこれだけの単純なものだが、その味は極上だ。

 肉はしっとりとした柔らかさを残しつつも心地良い弾力を保ち、口に入れると際限なく出てくる旨味の汁で溺れそうになる。人族の街で食べた鶏の丸焼きもあれはあれで美味かったが、グーラグーラの芳醇な味わいには一歩も二歩も劣ると言わざるを得ないだろう。

 肉を包んだ蓮の葉の清冽な香りも堪らぬ。

 蓮の葉それ自体は食べて美味い物ではないが、その香りが肉に移り、どれほど満腹していようとも強制的に食欲が掻き立てられる凶悪な香りになっているのだ。止める者がいなければ本当に腹が破れるまで食い続けてしまうかもしれない。


 盟友と各地を旅していた頃に色々と美味い物や珍しい物も食べたが、オレはこの蓮の葉の包み焼きこそが世界で一番美味いと思っている。


 勿論、料理は包み焼きだけじゃない。

 パリパリになるまで焼いた皮や、じっくり煮込んだ内臓にも深い味わいがある。やや人を選ぶが脳味噌も肉と同じように葉で包んで蒸し焼きにすると美味いし、砕いた骨をじっくり煮込むと良い味のスープになる。グーラグーラは全身捨てるところのない鳥なのだ。

 

 成人の儀を終えたばかりの若者は、この時ばかりはグーラグーラの料理を好きなだけ食べていい権利を与えられる。一人前と認められる前は、一度にホンの僅かな量しか食べることが出来なかったのでその喜びもひとしおだろう。三人ともすでに見て分かるほど腹を膨らませているのに、まだまだ食うのを止める気はなさそうだ。


 だが、その勢いも盟友には及ばないようだ。

 客分の立場でありながら、赤蜥蜴族の誰よりもたくさん食っている。

 「美味い! おかわり!」

 「あア、もっと食エ」

 だが、それを咎める者は誰もいない。それは盟友が先の戦での赤蜥蜴族の恩人であるからというだけでなく……

 「相変わらず、グーラグーラは酒に合うな!」

 「あア、まったくダ!」

 盟友が持ち込んだ酒のお陰で、ただでさえ美味いグーラグーラの味が更に美味くなるからだ。



 オレが旅をして知った知識や経験は多いが、特に人族の酒の味は大きな収穫だった。ある意味では諸刃の剣でもあったのだが。

 赤蜥蜴族の里にも蓮の実から作る伝統的な酒はあるのだが、人族の酒の味を知った後だと酒精も弱く、味も香りも貧弱に感じられてしまった。それは、オレが旅から帰った時に持ち帰った酒を飲んだ仲間達も同意見だったらしい(ちなみに、旅の途中でオレが傭兵をして稼いだ人族の金は、全部この時の酒代に消えてしまった)。

 里の全員で、どうやって継続的に外の酒を入手するかを議論したのだが、これが案外難しい。蜥蜴人と交易をしようなどと考える人族の商人はそうそういないし、かといって酒の製法はどの蔵でも秘伝扱いで簡単に真似できるようなものではない。


 だが、そこで盟友は友人だという変な商人に話を付けて、月に一度、酒の入った大甕が届くように手配してくれたのだ。酒の種類は果実から作る物や麦が原料の物などその時々で様々だが、毎月楽しみにしている飲兵衛は多い。オレ達は人族の金を持っていないので、対価として大牙鰐の牙や魚の干物などを支払っている。


 加えて、盟友が来る時には必ず酒を持ってきてくれる。今年は近くの人族の街で借りてきたという馬車に大きな酒樽を三つも入れて持ってきたので、当分は楽しめそうだ。自分が飲む為というのが最大の理由だろうが、実にありがたい。


 「ム=ガウ、今日は徹夜で飲むから前みたいに潰れるなよ!」

 「ふッ、いつまでも以前のオレと思ってもらっては困ル。寝床の仕度はしてあるかラ、そちらこそ安心して潰れるがいイ!」

 人族の街で初めて飲んだ強い酒に驚いてひっくり返ったのは昔の話だ。今夜は盟友が酔い潰れるまで飲み明かしてやろう。

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