16作目 「端的に言って最低です」白花 明兎氏作
「魔女」が住まうと噂される幽月邸。
久路人は噂の真意を確かめるために幽月邸へ向かう。
道中であった少女、「乙木」とともに洋館へ向かうとそこには乙木をのことをお嬢様と呼ぶ男が居た。
彼らがたどり着く結末は、まったく予想だにしないものだった――
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白花 明兎氏作
「端的に言って最低です」
この作品「端的に言ってかっこいい」です。
いや端的に言わずともかっこいいと思います(笑)
ネタバレにならない程度に話したいのですが、「魔女」そして「魔法」この2つのワードを巡って乙木と主人公、そして○○たちのストーリーが展開されていきます。
この作品で一番の驚きだったのは「乙木」というのは私が仮に提示した名前だったのですが、その「乙木」というワードの意味まで物語に絡めてくるところ…作者様の語彙力と創作力のすごさ!
まさにプロットを自分のものにしています。
またテンポがいいので3万文字という、参加作品の中では比較的長いのですが読み飽きません。というかむしろワクワクしてきます。
小説家心をくすぐられる、読者心をくすぐられるワードも数々登場して、まさに現代のライトノベル!!!←褒め言葉です!
近況ノートで「現代アクション選んだ酔狂なんて誰もいないよ…」って書いてありましたが、やべぇ現代アクションってこんな面白いのか…
ファンタジー系が先行している小説業界でこんな作品がより増えてくれれば「現代アクション」も小説業界を担うジャンルになるのではないでしょうか。
ホラー要素も強くなく、会話もコミカルなので誰にでもウケそうな物語でした!こういう物語が書きたい!
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