13作目 「幽月邸~僕の願いをかなえて~」楠 秋生氏作 

 僕にはどうしても叶えて欲しい願いがある。


 その願いは普通ではどうすることもできないような願い。

 でも「幽月邸」では叶えてもらえる。


 道中で出会った記憶のない少女とともに、願いを叶えるため幽月邸を目指す。


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 この企画も13作目となりました。

 作者様と、読者様に感謝を…。


 さて今回の作品は 楠 秋生氏作


          「幽月邸~僕の願いをかなえて~」


 この作品の第一印象としては色鮮やかな情景を感じました。

 月光が照らす花畑に風景の溶け込むような白い少女。


 まるで一枚の絵画を見ているような気分になれる情景描写です。


 6000文字という決して長くない文章の中に美しい情景描写と、願いを持つ主人公の心理描写が詰め込まれています。

 ネタバレはしたくないので多くは語れませんが、誰しもがきっとあると思うんです。


 「言いたかったこと」「伝えたかったこと」


 でも伝えられないという切ない願いを、最後にはやさしい結末が包んでくれるような感覚になれます。


 みなさまどうでしょう?

 伝えたい気持ち、それは伝えられなくなってからは遅いのです。

 ぜひ一読されて、考えてみられては…?


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 作品ページ:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881120523

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