第8話 夢をかなえるために必要なのは
釣りに例えるならば、まず池を探すことから始めなければいけない。
そして作品という名の餌をつけた針をそこへ投下する。
釣れるだろうか?
カクヨムだったら、読者がつき、星やレビューや、フォロワーがつくだろうか?
「お友達同士」の交換ではなくて、本物の称賛や感想が手に入るか?
ここでまず初めの関門がある。
PVが0からスタートする、ということ。つまり、そもそもが誰も読んでいないということだ。
タイトルで読者を掴めなかった場合、その時点でゲームオーバーとなる。
プロ作家と同じだ。書店で手に取られなければ、そのまま業界から消えていく。
タイトルが悪いと、更新のたびにアップしたところで新たに読者の目を引くのは難しい。理由はタイトルが悪いから。
それに良いタイトルは非常に難しい。プロでも良いタイトルを思いついただけで作品は8割成功したようなもの、と断言するひとがいるくらいだ。
しかしそれでもだ。万が一にでも自作に目を止めて読んでくれるかもしれない、と信仰にも似た気持ちで考えるひともいるだろう。
でもその読者が真面目に読むという保証はどこにもない。読者には作者の作品に対し真剣に向き合わなければならない理由などない。一から十まで読者の自由。
面白く読んでいたとしてもまったく関係のない動機で画面を閉じてしまうことなどよくある話だ。そしてそのまま忘れ去っても誰もそれを責めないし、そもそも責めるなんて不可能だろう。
作者にとって読者はとことんわがままで自由にふるまう存在だ。
そんな存在を満足させる作品を作ることを要求されているのである。
その上、プロ作家と違い、報酬もない。義務もない。契約もない。自由だ。
要は投稿サイト作家はみんなドM同然だ。それはさておき。
とどのつまり、良い作品とは、「読んだ読者」が決める。誰も読んだことのない「名作」なんてこの世に存在しない。(牛の首?)
このカクヨムにおいてなら、読んだ人間が多い作品=名作となるだろう。称賛が多い=名作の方程式に当てはめればそうなる。
誰も読んでいない作品は比較対象にすらなれない。誰も知らないから。そして批判されることもない。誰も知らないから。
ここでひとつの結論を出そう。
「人気のない山奥で倒れた木の音」は”聞こえる”のか?
「誰も読んでいない作品」は”傑作”足りうるのか?
答え。問うだけ意味がない。誰にも知られないものは存在しないと同じだ。
ではどうすればいいのか? 答えは単純明快だ。
本屋へ行こう。もしくはAmazonでもいい。そして、自分がどんなタイトルに
目をとめたか。なぜ目をとめたか、その理由を分析しよう。
そして次の作品からはその分析結果を活用したタイトルをつけ、
改めて世に問うのだ。
え? これで本当に上手くいくのかだって?
知らん!
今から僕が自分で実証してみるところなんだからな!
しかしまず注意を引いてもらうにはタイトルを工夫するしかない。ラノベのように人気のイラストレーターさんに頼れないんだからな。
なんかのマンガのキャラのセリフだっけか。
「負けっぱなしは趣味じゃねぇ」
ではでは~♪
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