第6話 キャラ立ちが足りていなかった
俗に「キャラが立つ」という言葉があり、とても大事だとされています。
しかしイマイチ、理解しきれていない人間が多いのも確かです。
キャラだけでなく、世界観も大事だし、ストーリーも作らなきゃだし、とそこまでキャラづくりに力を込めることをしてこなかった。
小池一夫曰く、キャラが出来れば作品はできたも同然ともいう。逆にキャラが立ってなければ失敗作にしかならないそうだ。
確かにそうだろうなあ、と思いつつ実感がわかないままキャラを作ってみるがどうもピンとこない。どうやれば上手くいくのかわからない。
それで、最近、カクヨムで何十作も読んで、もっとも多く感じたことは自分自身の作品も含めて「出だしがつまらない」ということです。
意味ありげなシーンやアクションを始めはするものの、読者としては置いてきぼりな状況なので頭の中は「???」にしかならなくて、まるで作品世界に入り込めないのです。これらの作品だって興味を引こうと努力しているはずなのになにがダメなのだろう、とずっと気になって考えていました。
するとフッと浮かんだキーワードが「キャラが立っていない」です。
主人公が出てきて、その主人公のやることが気になり、目が離せなくなる、というのがエンタメの理想的な出だしとなります。例外はいくらかありますが、とにかくスタート地点からキャラが立っていなくてはまったくお話にならないのが現代のエンタメ作品といえるでしょう。
自分らが読者であることを考えてみれば、まず最初に興味を持つのはキャラからということは自明の理です。
まさにキャラが立たなきゃダメなのです。
ではどうしたらキャラが立てられるかというと、次の2冊などが特に参考になるし入手もしやすいと思うのでおススメします。
「人を惹きつける技術」 小池一夫著
「荒木飛呂彦の漫画術」 荒木飛呂彦著
どちらもキャラクター造形には定評のある作家たちです。
ぜひ一度は目を通すべきでしょう。
僕も今後はもっとキャラが立つように工夫して書いていこうと思います。
難しいねえ!
ではでは~♪
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