第3話 ハーレムキング
ずっとお堅い話題ばかりなので、今回は柔らかめで。
いまやハーレムものといえばアニメやマンガ、ラノベとすっかり一ジャンルを築いています。
いや、それどころかエンタメの一要素といっても過言ではないかもしれません。
たいして取り得もなさそうな主人公がなぜか周囲の美少女たちにモテまくる。
実にわかりやすい男子の夢ですね。
リアル世界で想像するととんだ修羅場ですが(笑)
でもちょっと考えてみると不思議じゃないですか?
AKBとかを例に出すまでもなく、アイドルは恋愛禁止が鉄則です。ところがハーレムものではヒロインたちはみ~んな主人公に恋しちゃってるんですよ?
読者が「おのれ主人公許さない!」と読むのを止める危険性もありそうじゃありませんか。
ところが、その逆にヒロインの恋心からの一挙手一投足に萌えたりして、「ヒロインたんハァハァ」とか言ったりする。
切なさが止まらないわけですよ?
恋愛禁止じゃないんですか?
実はハーレムものでは、主人公が読者からヒロインの恋愛対象となっても良いという「許可」が下りれば恋愛解禁となるのです。
その条件はさまざまで徹底的に無個性で、ヒロインたちのあーんな姿やこーんな姿を描くための「道具」として見られていると認識されている場合などがあります。
それとは逆に、男性の読者から見てもカッコいい主人公で「これは惚れても仕方がない!」ととにかく魅力的な主人公であったりします。
両極端ですが、ハーレムの王となるにはどちらにしろ徹底した資質が必要となります。主人公は他のヒロインとの関係性をつなぐ役割を持っていますから、まさに作品世界の要であるといえましょう。ヒロインたちがバラバラではハーレムは成り立ちませんからね。
というわけで、ハーレムものでは実はヒロインよりもそれをつなぐ主人公こそが重要だった、というお話でした。
ではでは~♪
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