第3章 ルーナの決意7
嬉しそうに笑うルーナに心の中でよかったなと言った。
ルーナは次にハワンドのほうを向いた。
「ハワンドさん。ありがとう。お金稼げたら返すね。」
「そのくらい気にするな。旅立ちのプレゼントだ。」
「え・・・?でも・・・。いいの?」
頷くハワンドに、ルーナが深々と頭を下げて、またお礼を言った。
依頼はルーナの弓に合わせて受けてはいない、今日受けてきた依頼は急ぎではないもので、今日も宿に泊まることにした。
次の日、ギルドに行き、掲示板の前でルーナが悩む。
「どれがいいんだろう?」
「戻ってこなくても依頼完了できるのは討伐くらいだと思っていい。討伐依頼の中で一番下のを受けるといいよ。」
ルーナの弓の練習になりそうな依頼を持って、受付にいく。
追加で依頼を受けて、出発することにした。
矢はその都度自分で作るか、買うしかない。
今は弓を買った装備屋で、何本か矢をセットで売ってもらったものがある。
食料となる下級の魔物程度ならその辺の木だけで作ったもので十分使えるだろう。
練習も木を削って作ることにして、町を出た俺たちは森の中で、矢になりそうな木を見つけ、みんなで削っていった。
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