第3章 ルーナの決意5

途中魔物を倒しつつ、金になる部位を取り、途中薬草もあったこともあり、いくつかお金になりそうなものを集めることが出来た。


辿り着いた町でギルドで、お金に換えてもらい、依頼完了の手続きをして、報酬を受け取り、宿へと向かった。




ルーナは孤児となるため、ハワンドが保護者になることになった。


ルーナの思いもあり、ギルドに登録をして、ハワンドと旅をしながら、強くなると決めたようだ。


ハワンドの申し出で、しばらく俺たちは行動を共にすることになった。


どうやら自分ひとりでは不安なようで、メリアにルーナへといろいろ教えてほしいことがあるらしい。




「先に依頼受けて、ルーナの買い物をしよう。」




メリアの提案に俺たちは従った。


ルーナの買い物に関してはメリアに任せることにした。


この町でも討伐依頼を受けて、2人は買い物に向かった。


俺とハワンドは2人だけで別の討伐依頼をもう1つ受けることにした。


ランクの低いルーナに合わせて、4人で受けた依頼はかなり簡単なものであるため、報酬も少ない。


稼ぐためにはそれなりに危険を伴う依頼を受ける必要があった。


ルーナはメリアといてもらえばいい。


その間に俺とハワンドで討伐する。



ギルドで検査をした結果、ルーナは魔力が高いようだった。


剣のイメージはないから、どっちかといえば遠距離補助タイプだろうか。


買い物をメリアに任せた俺たちは、別依頼を受け終えて、近くの喫茶店に入った。


この様子だとあと1泊する必要がありそうだ。


ハワンドと喫茶店で飲み物を頼み、外を眺めながら、2人が来るのを待つ。




「ケシルたちはどこに向かってるんだ?」



「とりあえず東のほうかな。内容は言えないけど、父から頼まれごとしてるのもあってね。本当は俺一人で旅に出るはずだったけど、メリアがどうしても自分も旅がしたいと言い出して、一緒に出てくることになったんだ。」




まぁ東というのも確実ではないんだけど、最初にこの方向に向かってきているから今もそのまま進んでいるといのが正しい。


父からの頼まれごとが確実にこの方向にあるかと言われると悩むとこなのだ。




「頼まれごとも大変だな。俺は特にどこにいくというのはないな。」




ルーナの服とバッグ、そして数日分の食材を買ったメリアがルーナを連れて店に入ってきた。


ルーナは新しい服に着替えていて、バッグは魔法で大量収納が出来るタイプのものだった。

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