いろいろな気持ちにさせてくれる作品でした。切なくなり、悲しくなり、楽しくなり、幸せに思い。自分が彼女と同じ立場ならと考えながら読みました。そして、彼の大きな愛に本当に感動しました。身近にいるのが当たり前に思っている大切な人達に、近くにいてくれるだけでとても感謝し、今以上に大切にしようと思わせる作品でした。素晴らしい感動作です。
近いのに遠い。切なくてほろ苦いラブストーリー。序盤のまじめな描写でそんな恋愛物かと油断して、正直なところ退屈しかけていましたが(悪い意味ではありません、そこで読むのをやめないでという意味です!)、数話目からのSF展開、そして人間ドラマに途中からぐんぐん引き込まれました。超えることのできない運命は変えることはできるのか、思う力はそれを超えられるのか。読み終えた後に序盤を振り返ると、ヒロインがなんとも可愛らしい。文章も素晴らしくきれい。これは名作です。