間違っているような気がするけど正しくてやっぱり間違っているような気がする
爆走兄弟労&働。午前中と午後にそれぞれ転職する人間からの引き継ぎを受けた。転職すること自体は前からわかっていたので、社内のNASにフォルダを作って、まずはそこに基本的な資料を入れておいてねと言っていたのだが、誰一人入れていない(俺以外が引き継ぐ人というのも当然いるので、二人だけでなくもっと多くの人が入れていないのであった)。このデータを算出するためには、こういうファイルが存在するはずだけど、それはどこにある? と聞くと、規定違反の場所にありますとか、消しちゃって無くなりましたとか、そもそもそのデータを算出したのはさらに前任者で、自分はその作成方法から知りませんとか、まあまあとんでもないことを言う。
しかし。しかしなんですよ。
まず、もう彼/女は4月には転職してしまって、なんならあとは有給消化〜みたいな感じで過ごすはずなので、今ここで行動改善を促しても、「この会社」にとっては何の意味もない。いやそのもちろん、教育の意義というのは、個人の能力や個人の属する小集団の能力維持向上だけではなくって、個人の能力が向上することで、国家や地球全体の文化的・教育的水準の維持向上が齎されるところにある、っていうことくらいは知っていますよ。一応腐っても教育学部を出てますからね。教員採用試験には落ちたものの……。
というのは分かってはいるのだが、それってこう、「現実」か「綺麗事」かったら、悲しいかな後者じゃあないですか。で、我々は本当は綺麗事の中で生きたいのになぜか現実の方で生きている。なんでそんな変なことをするんだろうね。とにかくそういうわけで、もうだから教育というか指導というか、一切しないわけ。知っている限り、ある限りのものは受け取るものの、あとについてはまあ、そのうち自分で作るなどするか……と諦めて、やりとりを終える。15時頃になってしまったので、腹減った〜と近くの食堂で飯を食った後、年度内予算消化の手続きをして、17時に退勤した。本当は隙を見てファイアーエムブレムヒーローズ「想いを集めて」の「想いポイント」みたいなやつをMAXまで貯めようと思ってたのだが、すっかり忘れてて、ショック。まあストーリー自体は見たからいいことにするか……。オルテンシアの声優さん(木野日菜さん)の声、まずオルテンシアというキャラに合ってると思う、で、耳に残る声してる、という合わせ技でどうもめちゃくちゃインパクト残ってたらしく、この「想いを集めて」のストーリーってやつは別にボイスはついてないんだけど、オルテンシアだけずっとボイスが「聴こえて」、なんかちょっと好きになっちゃったな……。Fire Emblem Engage本編だと、フランがずーっとヒーラーを担ってたのであんまり使ってなかったのだが今度使ってみようかな。こうやって人は声豚になるのかもしれぬ。
というのは余談で、いやそのねえ、この引き継ぎに対する振る舞い、正解はなんなんだろなと思うわけ。
教育的には、綺麗事では、「そこまではお前の仕事なんだからやらんかい」「規律違反してんじゃねえぞ、是正せんかい」と言うのを伝えて、まあなんかもうちょい働かせるべきというか、それはやる義務があることでもあるし、そういうのをきちんきちんとこなしていく経験ってそれなりに意味があるとは思うわけ。
一方で、このエピソード、Xesされたら、俺の方が分が悪い気がするね。「転職前に今まで全部仕事を任せてきたクソ上司が引き継ぎ資料を作れと言ってきたが、もう有給消化しないと間に合わないんで……と断ったら顔真っ赤にして切れてたw」みたいなポストに、「いや引き継ぎ資料は作らんかい」と言える人間多分いないでしょ。言うやつは余程のバカ、というのが悲しいかな2024年の現況と言える。
そんで、さらに、これも悲しいかな、世間にはかなりの数のあほがおり、ほんで、このあほを賢こ、とまではいかなくても非あほ、まで持っていこうとする試みというのは、どうやら徒労であって、賢いオトナというのはそういうことをしないのであるなということを、この一年で学んだのであった。
まあ確かに我と我が身に置き換えて考えるとめちゃくちゃ分かるわけ。この日記を読んで、何人の人が俺に親身になって素晴らしいアドバイスをしてくれたかという話だが、まあ、全ては明白に徒労であった。だって今105キロだもんね。記録当初より更に10 kg増えて平然としているあほが俺である。こいつに親身になればなっただけ損。これはもう、明々白々たる事実である。事実ってか経験則っていうか。俺はダイエットに関しては致命的なあほであるが、他のことだと人並みくらいには出来ることもあって、そんでその俺が人並みに出来ることを出来ない人を見ると、「こうやらんかい」と言いたくなるわけだが、結局、言っても仕方ないというのが世の常なわけで、だから、言わないのが正解である。まあそうなんだけどさ〜あ。
上にも書いたが、俺が教育学というのを学んだというのが悪いかもしれないね。教育学の中で、「あほは教育してもあほだから徒労」とは言わんわけですよ。完全習得学習とか言ってるわけ。それを、多感な18歳くらいに仕込まれてるので、どうしてもこの一種の諦めというか悟りというかに、心の底からは納得してないところがある。今風に言えば「腹落ち」してないわけ。今風ではなかったかもしれません。
でもねえ。頼んでもないアドバイスする中年男性。こんなん嫌われる気しかしないよな。そうすると、徒労となる可能性が経験上高い行動をした挙句に、相手からは疎まれ嫌われることになると。じゃあ誰がそんなことやるかって話になるよな。だから、今の俺の振る舞いが正しいと思うんですよ。正しいというか適応的だと思う。最大多数の最大幸福。そうでしょう。
でもじゃあなんで俺はこんなに納得がいかないのでしょうか。それはもう「オジサン」という存在のコアなのかもしんないすね。加齢に伴って極めて抑制的・保守的になる部分と、脱抑制になる部分があると思うんだよね。その脱抑制部分の一つがアドバイス欲なのかなとは思う。じゃあこれはなんか、社会正義とかで粉飾しているだけの、単なる欲の発露か。性欲を「正当化」するなんかしらで糊塗するの、ヤバいオジサン代名詞的行動になるわけで、それに近いことをやってるとするならば、こんな気持ちに振り回されるのは損だなあという感じはする。まあ、食欲に比べりゃなんぼでも我慢できるんでね。抑える方向で正解なんだと思います。そうして参ります。
2024年03月05日 10時12分の測定結果
体重:104.80kg 体脂肪率:34.20% 筋肉量:65.40kg 体内年齢:51歳
15:40に飯食って、それを晩飯に転用できたのが良かった。18時前に晩御飯食べるのは大事そうだなとはね。思ってるんですけどね。それではまた。
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